読み物

ナニワ・モンスター

海堂街道? を烈風の如くひた走っておりまする。さて本作は時系列からいうと、バチスタ完結シリーズの華麗なる崩壊三部作「螺鈿迷宮」、「ケルベロスの肖像」、「輝天炎上」からは幾ばくか遡上することになる。だい...

輝天炎上

ちょっと待ったあッ!「ケルベロスの肖像」を未読の向きは、是が非でもそちらから先になさるが得策。というか…海堂作品未経験者ならば、相当アドバンス編なので著作時系列を追われたほうが賢明かと。...

ケルベロスの肖像

これは一大事!本書の帯に「バチスタシリーズ、ついに完結!」とあるではないか!ま、ま、まさかッ!「バチスタシリーズ、永遠なれ!」と思う絶大なファンならずとも、衝撃のあまり、ページをめくる手が震える。面白...

春恒例、今年もさくら桜なみなさんにQ5!

いやあ春ですねえ。首都圏では驚くほどの早さで開花そして満開となった桜ですが、いやいやウチの見頃はまだまだ先という地域も多いことでしょう。北海道なんて例年5月中旬ですしね。なのでもう散っちゃうっ...

Vol.75 竹内洋岳&猪熊隆之
 ”登る人”と”予報する人”、その長い友情と信頼を語る

邂逅――「スゴイ人がいるな」by猪熊、「猪熊さんが事故?」by竹内 竹内●というわけで再びやって参りました。ははは。 猪熊●どうぞよろしくお願いいたします。 ――今回は特別に、前々回登場の竹内洋岳さ...

日経キッズプラス 親子の鉄道大百科

最近、夫に「本当“テツコ”に磨きがかかったよね」とよく言われる。当たり前だが夫の言う“テツコ”とは、クロヤナギではなく“鉄子=鉄道好き女子&...

九死一生

『エンキョリレンアイ 』、『レンアイケッコン 』、『サンカクカンケイ 』の"恋愛三部作"が大ヒットを遂げ、恋愛小説の旗手として名高い小手鞠るい。無類の猫好きとも知られ、猫に関する...

カラー高山植物

本著は残念がら既に絶版になっている。とあるアマゾンのとあるマーケットプレイスで、幾冊か求められるに過ぎない。併記の『増補新版……』を薦めたほうがあるいは正解なのかもしれな...

ウェブでの<伝わる>文章の書き方

私事で恐縮ながら、自分が書いた原稿が初めて雑誌に掲載されてから今年(2013年)の11月で18年になる。今年36歳の私としては、生まれて半分をライターや編集者として活動してきた…&hel...

だから、本音がいちばん!

休日に目が覚めたとき、ふと「旅へ出たいな」と思ったとする。この瞬間から、「出たいな」だけでない様々な思いもまた同時にやってくる。たとえば「行っても込んでるのではないか」、「明日は月曜日だから仕事だ」、...

初代 竹内洋岳に聞く

アルピニスト竹内洋岳氏といえば、2012年5月26日にヒマラヤ・ダウラギリ8167mに登頂。世界で19人目、日本人初の8000m14座完全登頂を達成し、国内外で大きく報道され、人々の感動と称賛を集めた...

ぶつよ!

いま――まさにいま。ひとつの名店が、その幕を下ろそうとしている。渋谷“飲んべえ横丁”の「鳥重」。戦後の屋台で創業し、彼の地に店舗を構えてから60余年。多くのお客に愛された焼鳥屋...

クリスマスだョ!全員集合なQ5!!

早いもんで今年ももう12月でしてね。良いお年をお迎えください、てなもんですが、その前に一大イベントがあるのが我が国ですな。有馬記念? いやいや、それもそうですけれども(笑)、八百万の神(やおろずのかみ...

田村亮のパパ日記 子の背中を見て親は育つ

今回はわりと新人な子育てパパ・ママにおすすめの1冊。 この数年、本当にあちこちで赤ちゃん誕生のニュースをよく耳にする。特に最近は芸能界もママさんだらけだ。そんなご時世だからこそ、書店の女性誌コーナ...

変身

誰にでも、これまで読んだ本の中で「忘れ得ないフレーズ」というものがあるだろう。それはもちろん「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」(川端康成『雪国』)、「吾輩は猫である、名前はまだない」(夏目漱石『...

真夏の方程式

一編の小説が映像化される――それは、読み手の側からすると少しばかり、いや、けっこうなざわめきを心に覚える。自分の頭の中で具現化した主人公が、自分が思い描く風景の中で行動し、そして喋る。これは小説を読む...

秋のQ5祭り!まずは芸術!!

前回も秋だ秋だと書いてはおるわけですが、気候的にもめっきり秋となりましたね。そうなると「秋でどうする……○○の秋っていっぱいあるしねえ」なんて会話になるわけでして、そ...

Vol.68 多賀谷治
 立山の”哲人”が語る「ガイド」と「アノ人」

秋田の"鉄橋"が生んだ、立山が誇る山岳ガイド ----多賀谷さんは年齢はおいくつでらっしゃいますか? 多賀谷●そうだなあ、昭和30年(1955年)の生まれだから......57歳...

離婚して、インド

私は「とまこ」という人を“見、損なっていた”のだろうか。送られてくる『おしゃれパッカーとまこの世界を行く』の原稿の内容然り、それに添えられてくる「かき氷食べたいです、三つほど」...

岳(18)

穂高・槍の縦走から降りて帰ったら、家に『岳』の18巻が届いていた。お行儀がよろしくないが、さっそく筋肉痛の脚を机にほりあげて読み始めた。10ページほど進んだところで、電話が鳴ったり、食事だのなんだので...