読み物

見えない力

筆者が2015年7月に開催された全米障害者クライミング選手権視覚障害者男子部門を他を寄せ付けない強さで制したことは記憶に新しい。本書はNPO法人モンキーマジックの代表理事でもある筆者の来し方が綴られて...

見えない壁だって、越えられる。

ある日突然「将来失明する可能性が高い」と告知され、目が見えなくなることで、できなくなってしまうことばかり考えていた、今は視覚障害のフリークライミング世界チャンピオンでもある作者が、クライミングとの出...

Vol.95 篠原達郎
 山に委ねたガイド人生!岩を愛して止まないクライマーかく語りき!

話し出したら止まらないその活弁。舌を巻く記憶力に驚愕し、山・岩への絶愛が胸を揺さぶる!! 気がつけばガイドへの道を歩んでいた… 小玉:最初の登山はいつ?どこへ? ●篠原:父親と小学校...

ギャンブルだけで世界6周

asobistの旅塾コーナーでおなじみのプロギャンブラーのぶきさん。 検索「ギャンブラー」で、上位を独占するのぶきさんが、勝負&旅のエッセイ本を出版しました。 タイトルは、『ギャンブルだけで世界6周...

Vol.92 生野正
 銀座発「日本刀は文化であり芸術品なのです」

――今回は日本刀や火縄銃、武具などを扱う『誠友堂』の代表取締役、生野正さんにご登場いただきます。こんにちは。生野●こんにちは。よろしくお願いいたします。――誠友堂さんが店舗を構える銀座のショッピングビ...

Vol.90 安間佐千
 若きクライミング世界覇者が語る「出会い」、「W杯」、そして「その先」

――今回はボルダリングジムRock&Wallでも1周年記念セッションに登場していただいた、日本が世界に誇るクライマーのひとり、安間佐千さんにお出でいただきました。 安間●こんにちは。どうぞよろ...

Vol.89 佐藤裕介
 ピオレドール、黒部横断……世界的クライマー・佐藤裕介かく語りき

――今回はアルパインクライマーの佐藤裕介さんにご登場いただきます。 佐藤●こんにちは、今日は山梨までありがとうございます。 ――佐藤さんは2008年、インド・ガルワールヒマラヤのカランカ峰(6931m...

アクアマリンの神殿

楽しく読めましたとも!本作の刊行告知を聞くが早いか、高鳴る胸を抑えつつ某アマ○ンで先行予約のボタン、ボチッとしておいた本作が届いたのである。わくわくの高まり如何ばかりか、そこから空想域を共有いただきた...

白夜街道

日露を股にかけた舞台設定とくれば、単に刑事ごとではなく、公安テリトリーになりそう、とは読者も承知。それに倉島警部補は公安だしね。「曙光の街」を読了したら間髪入れず本作を手に取るべし。頭の中で気持ちいい...

曙光の街

"ボディーガード工藤兵悟シリーズ4"を読めば、必ず本作に手が伸びると言った。だが、作品歴から言えば、本作のほうが早い訳で、既読の向きにはもったいつけてつべこべ能書きたれるなどチャン...

白ゆき姫殺人事件

原作のみならず映画化作品も大ヒットの『告白 』、連続ドラマとなった『夜行観覧車 』などで知られる著者の作品で、今春映画化もされたのがこの『白ゆき姫殺人事件』。ある地方都市の化粧品会社「日の出化粧品」の...

デッドエンド―ボディーガード工藤兵悟4

本シリーズ1から3、いずれもこの上なく面白かったが、4はまた、それらと並び立つ、いや恐らくそれらを凌駕する面白さだ。 1から3と比するに「ボディーガードもの」は「諜報もの」の色彩を濃くし、それが故に...

バトル・ダーク―ボディーガード工藤兵悟3

『ナイトランナー』、『チェイス・ゲーム』に続いて、本シリーズ3作目。ここへ来て、シリーズは果たして「ミステリー」という仕分で、正しくカテゴライズし得ているのかという疑問が生じる。まあ、警察ものでは断じ...

チェイス・ゲーム―ボディーガード工藤兵悟2

シリーズ1の『ナイトランナー』が罰金ものにオーバースピードだったから、少し息がつける感がある。「逃げる」より「追う」ほうがゆっくりになるのは当然と言えばそうなんだろうが、それもまた今野さんの計算かもし...

ナイトランナー―ボディーガード工藤兵悟1

さて、文庫本268ページと1行の距離感をすっかり見失なってしまって読み終えるが、読後感は案外、悪くない。強い酒を勢いに任せて一気に飲み下したが、その割にむせ返りもせず、かといって最後の一滴を啜った直後...

【特別連載】おそうじマン日記(その11・了)

※前回へ 冬休みになり、新しい年が明けて、1月4日。明日から園児たちが登園してきます。 掃除をしていると、一人のかわいらしいおばあさんが、両手を差し出してふらふらと入ってきました。 顔がほんの...

【特別連載】おそうじマン日記(その10)

※前回へ そして当日、私は感謝祭に行きました。 先生方、職員の方全員と、保育園中の園児のみなさんが、並んだり、先生に抱っこされたりして集まっていました。 園長先生から、 「自然の恵みに感謝しま...

【特別連載】おそうじマン日記(その9)

※前回へ秋になって涼しくなりました。ある日、ポットや食器を集めに教室へ入ったときのことです。「いつもおそうじありがとう」声がしたほうを見ると、ごんた君が頭に手を置いて、照れくさそうに笑っていました。す...

【特別連載】おそうじマン日記(その8)

※前回へそれからまた三週間ほどが経ち、病気が治ったごんた君が、久しぶりに保育園にきました。でも、出会っても気付かない様子で、かすみのかかったような目をして、ぼーっと無表情のまま通り過ぎていきました。そ...

まおゆう魔王勇者

「『“悪”の秘密結社』などと、ともすれば“悪”と自称までしてしまう人たちだとしても、彼らから見たらライダーやら戦隊やらのほうが“悪&rdq...