ある日突然「将来失明する可能性が高い」と告知され、目が見えなくなることで、できなくなってしまうことばかり考えていた、今は視覚障害のフリークライミング世界チャンピオンでもある作者が、クライミングとの出会いから、告知後どうやって生きていきたいかを見つけるまでを、ユーモアーを交えて描いている作品。
本書の後半では、公共交通機関での声をかけてくれる人々のほっこりする話やひとり旅でのエピソードなど、視覚障害者の日常が描かれている。
作者は、10年前にNPO法人『モンキーマジック』を設立。『モンキーマジック』は、視覚障害者のフリークライミング普及を目的に活動を開始し、現在ではその普及を通じユニバーサルな社会の実現を目指してさまざまな活動を行っている。
ボルダリングジム『Rock&Wall』では、金曜日の夜は「ユニバーサル クライミング!」として『Friday Magic』視覚障害のある人もないひとも一緒にクライミングを楽しむ交流型クライミングイベントを定期的に開催しています。
http://www.rockandwall.jp/
asobistサイト『VIVA asobist』でも、インタビューをさせていただき、まもなく記事も掲載される予定です。お楽しみに!
作者名:小林幸一郎
ジャンル:エッセー
出版:飛鳥新社