モンブラン

再準備-2:初登山・八ヶ岳/下山

横岳から硫黄山荘へ、今来た道を折り返す。クサリ場がひやひやもの。登りより降りが一段と怖い。その上渋滞。渋滞のせいかコースタイムより5分遅れで硫黄岳山荘着。10:40山荘から硫黄岳への登り返し、ガレた斜...

再準備-2:初登山・八ヶ岳/硫黄岳から横岳へ

寒さでかじかんだ手でコンビニのオイナリさんを食べ、耐え切れず硫黄岳山荘の中へ潜り込んで、ストーブを背にしてコーヒーをすすっていたら、見る間に50分が経過。慌てて横岳へ向けて出発した。8:50 ...

再準備-2:初登山・八ヶ岳/硫黄岳登頂

5:05早朝、明るくなるのを待って夏沢鉱泉を出発した。 歩き出すが早いかイヤになった。 「あああ、来るんじゃなかった。何を好き好んで辛い山登りなんて。バッカじゃないの」 歩き始めはいつもそう思う。 呼...

再準備-2:初登山/夏沢鉱泉泊まり

お殿様登山もいいところ。中央線茅野駅には既に夏沢鉱泉からお迎えの車が。乗り込んでしまえば、あとは1時間足らずで標高2070mの夏沢鉱泉へ着いてしまう。小屋の周りを散歩したり、その辺の岩に腰かけてあたり...

再準備-2:初登山/茅野へ

8月23日、退院後初めて山にでかけた。週初めから山行きの週末が近づくにつれ、期待と不安・緊張が高まって心身が硬くなっていくのがわる。ばてないだろうか。行程表どおり歩けるだろうか。ところが&hellip...

再準備-1:トレーニング開始

もちろん、再スタートのための再準備ということ。 8月13日 退院8週目の診察を済ませた。 勝手に「完治」ということにした。この「完治」という判断は、医師の立場からするとなかなかに厄介なものであるらし...

回復の途-4:エンジン始動!

7月31日 退院後6週目の診察を受けた。もちろん予後は順調。 外出時のコルセット着用も「まあ、いいでしょう」になり、トレーニングも「少しずつなら」とドクターに幾分、無理矢理言わせた。 8月から職場復帰...

回復の途-3:心のままに、身の向くままに

和田氏との邂逅以来、憑きものが落ちたように気持ちが平たくなった。 見えない不安は横へ置いて目の前のことに心を傾ける。つまり、中途半端であるが故に神経を逆なでされるような「自宅療養」期間を許された休養期...

回復の途-2:ものの「怪」が落ちた

7月15日 VIVA ASOBISTの取材に出かけた。インタビュワーはスタッフが担当したが、仲介の紹介者がOFFICE ALPINEの大森氏だったということもあって、同行した。 取材対象者は冒険ス...

回復の途-1:折れたのは背骨だけ?

7月16日 退院後4週目の診察を受けた。 レントゲン検査の結果「予後は順調」、骨折部はほぼ修復されており、むしろ他のところより頑丈にもなっていよう、とはドクターの説明。 そこまでは順当として、それ以上...

2010年「アラカン編集長モンブランを行く」計画

09年7月4日、ジャスト還暦を迎えた銘記すべき日。 「アラカン編集長モンブランを行く」企画では成田を2日に発って、パリ、ジュネーブを経てシャモニーに入りシャンペン・シュポーンのはずだった。 5日、6日...

湯治

6月20日・退院の翌日の6月21日、湯治にでかけた。友人が2泊はつき合ってくれるとは承知していたが、嬉しいことにもう一人1泊だけだが同行者があった。 入院中に倒れ急逝した友の娘。倒れたことを知らせてく...

友よ-7

6月10日 前日の通夜では友の顔を見ることがかなわなかった。 「始まる前に来てください」どうしても顔がみたいという私に友の娘はそう言ってくれた。 だから、告別式の開始時間より30分以上前に斎場に着いた...

友よ-6

山をやり始めて1年少し経ったころ、友とファミリーレストランの片隅で長話ししたことがあった。 奥多摩巡りの終盤にさしかかっていた。奥多摩の中低山はことごとく登り、残された課題・山中連泊の縦走を決行した...

友よ-5

3度のメシに追い回されるような、うんざりするほどのろのろした病院の毎日がこともなく過ぎていく。 「日にちが薬」を体現したかのような外科病棟の住人らは、あるいは昨日まで終日ベッド生活だったのが車椅子に乗...

友よ-4

5月31日 外出許可をもらって友の顔を見にいくことにした。友人が車を出してくれ、友の娘も一緒に行くことになった。 玄関先に友の娘の姿をみつけて、思わず抱きついてしまった。 「大変な思いさせちゃったね...

退院

6月19日、退院前日。 待ちに待った退院を明日に控えて「なんだかな~」な体調。 入院時からずっと気にはなっていた血圧と体温が一向に正常化しない。今朝など血圧は89の55、体温は35度ジャスト。今日のよ...

リハビリ-3

誰はいなくとも常にリハビリ室にいるのがボニーちゃん。 「じゃあ、女の子?」 「にしては骨盤上部が狭いかな~」 「男の子ならボニートとか?」 「男性にしては骨盤の下あたりが違うかな~」 「ああ、...

友よ-3

留守電は友の急を告げていた。 友は昨5月27日の夕刻に倒れ、救急搬送され、28日の夕刻に手術を受けるという。 くも膜下出血。 共通の友人、息子ら連絡して共に無事を祈った。 5月28日22:11 手...

友よ-2

5月23日 ハーブティーの入ったペットボトルを2本携えてやってきた。前日話しているうちに、同じハーブティーを愛飲していることがわかって、わざわざ煎じて持ってきてくれたのだ。 「毎日持ってきたげるよ」...