エンタメ

おとうと

「家族」という、切っても切れない絆。国民的大スター“寅さん”を生み出した山田洋次監督が、どうしようもなく情けなく憎たらしく、でも憎めないキャラクターを創ってくれた。 東京の...

フォース・カインド

まず最初に申し上げておきたいことがあるのだが、通常、映画の宣伝とはネタバレを防ぎたがるものである。観る前から結末や内容がわかってしまっては、謎解きやインパクト等の面白みが半減するからだ。本作も例に漏れ...

『パブリック・エネミーズ』ジョニデ来日、笑顔でメリークリスマス!

大胆不敵な犯罪行為と独自の美学で「社会の敵ナンバーワン」として指名手配された銀行強盗、ジョン・デリンジャーの逃亡劇を描いた『パブリック・エネミーズ』。主演のジョニー・デップが来日し、記者会見で作品へ...

【Gibson】J-45 1964年製

スネイク君:……うーん、何がいいんだろう……。 マエストロ竹下:あれ? スネイク君。どうしたんだい? 珍しく真剣な顔して。 ス:一言よけいですよ...

『2012』ジャパンプレミア!

まだまだ快進撃のエメリッヒ! 2012年12月21日、マヤの予言通り、世界は終わる……。マヤ文明が予言した「2012年地球滅亡の日」を、あらゆる天変地異が世界を襲う大迫力...

インフォーマント!

『オーシャンズ』シリーズのスティーブン・ソダーバーグ×マット・デイモンのゴールデン・タッグと聞けば、映画マニアとしてはもういても立ってもいられない。そしてその期待に違わぬような傑作がまたひ...

トワイライト・サーガ ニュームーン

“冬ソナ”にハマるのがオバ様たちなら、10代〜20代を中心としたまさに青春真っ盛りの女の子たちの心を鷲づかみにし、日本も含め全世界でメガヒットを記録したのが前作の『トワイ...

『イングロリアス・バスターズ』ブラピ&タランティーノ、日本初の2ショット!

タランティーノとブラピの2ショットは日本で初めてのお披露目! 『キル・ビル』や『パルプ・フィクション』などの記録を塗り替え、タランティーノ監督作品で過去最大のヒット作となった本作。公開に先駆け、来日...

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

某巨大掲示板から派生して書籍化され、そして映画化もされて話題になった……といえば、ごぞんじ『電車男』。そしてまたまた、とんでもなく“面白い”作品が...

つむじ風食堂の夜

「食堂」という響きには、何やら懐かしいものがある。味を突き詰めたレストランでも、時間を切り売りするファストフードでもない、食堂。某チェーン店のように、チケットを買って席で待ち、店員と口をきかずに料理を...

『副王家の一族』監督インタビュー

ブルボン王朝支配下、イタリアへの統一を目前に控えた19世紀半ばのシチリア。シチリアの名門貴族で絶大なる権力を持つ父と嫡男の激しい対立を描いた『副王家の一族』。監督のロベルト・ファエンツァが来日し...

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』ジャパンプレミア!

世界中の誰もが驚き、悲しみに暮れたマイケル・ジャクソンの死。ロンドンのO2アリーナで開催されるはずだった彼のコンサート「THIS IS IT」の、百時間以上にも及ぶリハーサルと舞台裏の貴重な映像か...

ピリペンコさんの手づくり潜水艦

ときは現代ウクライナの寒村。退役軍人として年金で暮らすピリペンコさん(62)。彼は自作の潜水艦を作って黒海に潜ることを夢見て、貯めた年金を切り崩し、古い部品を集めては30年間も潜水艦作りにふける。家族...

母なる証明

げに恐ろしい物語である。この秋に1本だけ映画を観るとするならば、迷わず本作を選んでいただきたい。『ユージュアル・サスペクツ』や『隣人は静かに笑う』、『セブン』等々、名作と言われてきた数々の作品を遥か...

副王家の一族

血は争えない、とはよく言ったものだ。先のレビューでは、貧乏な家庭において子の無実を信じて奔走する母を驚愕の切り口で描いた『母なる証明』(リンクは左下からどうぞ)を紹介させていただいた。一転して本作『副...

わたし出すわ

森田芳光という監督は、個人的な意見ではあるけれど、作品を観客にぶん投げる、ということをしてるんじゃないかってときどき思う。なんか会話の途中を千切ったような残尿感のあるタイトルもそうだけど、映画ですべて...

バタフライ・エフェクト3/最後の選択

過去に戻れる能力を持った男が、現実の悲惨な状況を回避するために次々と過去を変えるといった設定の『バタフライ・エフェクト』。シリーズ1、2と続き、3作目となったのが本作である。2で1との違いに唖然とした...

ホースメン

『アルマゲドン』や『トランスフォーマー』で監督を務め、その手腕を発揮してきたマイケル・ベイが製作に携わり、そしてアジアンビューティーといえば真っ先にこの人を思い出す、あのチャン・ツィイーが主演。音楽...

エスター

秋はサスペンスやホラーがよく似合う季節だ。夏ほど子供っぽく、お化け屋敷じみていなく、かといって冬のように聖なる雰囲気というほどでもなく、春のように新たな希望があるというわけでもない。読書の秋ともいうよ...

悪夢のエレベーター

いやいやいや、断じて提灯記事ではない。本作こそ“ベタ褒め”に値する傑作だ。 緊急停止したエレベーターに閉じ込められた4人。妻の出産立会いに急ぐ男、刑務所帰りの男、他人の心が...