シネマピア
人間という生き物は、愚かな生き物だ。才気あふれる監督がその生き物をスクリーンに放り込み、その行動をじっとカメラに収めた結果、愚かさは一転、神聖なる輝きを放ち始める。 カナダとの国境に面する、ニューヨー...
14歳で殺された女の子の物語……こう聞くと何かオドロオドロシイものを想像してしまうが、まったくそんなことはない。むしろその「死後の世界」は、文字どおり「この世のものとは思え...
本作の撮影中に急逝したヒース・レジャーの遺志を継ぎ、彼の友人のジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルがテリー・ギリアム監督のもとに集って完成に至った『Dr.パルナサスの鏡』。映像の魔術師...
『オーシャンズ』最年少演歌歌手さくらまや、5万匹のイワシの前で熱唱!
それは、ある少年のひとことから始まる…… 「海ってなに?」 製作費70億円、構想10年、撮影期間4年間、世界50カ所、撮影70回。最新の映像機材で捉えた奇跡の瞬間が、圧倒...
本作の撮影半ば、28歳という若さで夭折したヒース・レジャー。訃報を聞いたトム・クルーズが代役を買って出るが、監督のテリー・ギリアムはその世界的スーパースターからの申し出を断ってしまったという。ヒース...
ツンデレという言葉がある。普段の人前などではツンツンした態度を取っているが、二人っきりになるなどの状況下では正反対にデレデレと甘えてしまうといった意味の、アキバ系のインターネットスラング。いまは多少...
日本とフランス、国境を越えて最高のクリエーターたちが集結し、世界中の親子に向けて発信する映像プロジェクト、『よなよなペンギン』。公開を記念して、声の出演をした豪華キャストが登壇、サンタの格好をしたN...
「家族」という、切っても切れない絆。国民的大スター“寅さん”を生み出した山田洋次監督が、どうしようもなく情けなく憎たらしく、でも憎めないキャラクターを創ってくれた。 東京の...
まず最初に申し上げておきたいことがあるのだが、通常、映画の宣伝とはネタバレを防ぎたがるものである。観る前から結末や内容がわかってしまっては、謎解きやインパクト等の面白みが半減するからだ。本作も例に漏れ...
『パブリック・エネミーズ』ジョニデ来日、笑顔でメリークリスマス!
大胆不敵な犯罪行為と独自の美学で「社会の敵ナンバーワン」として指名手配された銀行強盗、ジョン・デリンジャーの逃亡劇を描いた『パブリック・エネミーズ』。主演のジョニー・デップが来日し、記者会見で作品へ...
まだまだ快進撃のエメリッヒ! 2012年12月21日、マヤの予言通り、世界は終わる……。マヤ文明が予言した「2012年地球滅亡の日」を、あらゆる天変地異が世界を襲う大迫力...
『オーシャンズ』シリーズのスティーブン・ソダーバーグ×マット・デイモンのゴールデン・タッグと聞けば、映画マニアとしてはもういても立ってもいられない。そしてその期待に違わぬような傑作がまたひ...
“冬ソナ”にハマるのがオバ様たちなら、10代〜20代を中心としたまさに青春真っ盛りの女の子たちの心を鷲づかみにし、日本も含め全世界でメガヒットを記録したのが前作の『トワイ...
『イングロリアス・バスターズ』ブラピ&タランティーノ、日本初の2ショット!
タランティーノとブラピの2ショットは日本で初めてのお披露目! 『キル・ビル』や『パルプ・フィクション』などの記録を塗り替え、タランティーノ監督作品で過去最大のヒット作となった本作。公開に先駆け、来日...
某巨大掲示板から派生して書籍化され、そして映画化もされて話題になった……といえば、ごぞんじ『電車男』。そしてまたまた、とんでもなく“面白い”作品が...
「食堂」という響きには、何やら懐かしいものがある。味を突き詰めたレストランでも、時間を切り売りするファストフードでもない、食堂。某チェーン店のように、チケットを買って席で待ち、店員と口をきかずに料理を...
ブルボン王朝支配下、イタリアへの統一を目前に控えた19世紀半ばのシチリア。シチリアの名門貴族で絶大なる権力を持つ父と嫡男の激しい対立を描いた『副王家の一族』。監督のロベルト・ファエンツァが来日し...
『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』ジャパンプレミア!
世界中の誰もが驚き、悲しみに暮れたマイケル・ジャクソンの死。ロンドンのO2アリーナで開催されるはずだった彼のコンサート「THIS IS IT」の、百時間以上にも及ぶリハーサルと舞台裏の貴重な映像か...
ときは現代ウクライナの寒村。退役軍人として年金で暮らすピリペンコさん(62)。彼は自作の潜水艦を作って黒海に潜ることを夢見て、貯めた年金を切り崩し、古い部品を集めては30年間も潜水艦作りにふける。家族...
げに恐ろしい物語である。この秋に1本だけ映画を観るとするならば、迷わず本作を選んでいただきたい。『ユージュアル・サスペクツ』や『隣人は静かに笑う』、『セブン』等々、名作と言われてきた数々の作品を遥か...