シネマピア

ソーシャル・ネットワーク

このレビューをご覧になっているネットユーザーであれば、SNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスのひとつやふたつ、多い方ではいくつも加入していることだろう。日本では『mixi』が圧倒的なシェアを誇...

ヤコブへの手紙

誰の胸にもある、人生への絶望と希望。本作は、それらの真逆の側面を静かに静かに浮き彫りにしていく。 12年もの間、刑に服していたレイラは恩赦により刑務所をあとにする。行くあてもない彼女はヤコブ牧師の家...

キック・アス

何をどう絶賛しようか迷うほど、すべてにおいてパーフェクトな本作なのだが、あえてどこかを選ぶなら、まぁとにかく、HGが凄い。HGといっても少し前に流行った「フォーーーー」のレイザーラモンではない。本作に...

GANTZ

死んだはずの人々が“GANTZ”に召喚され、地球にいつの間にか入り込んでいる異星の“星人”たちと戦うという摩訶不思議な設定でカリスマ的な人気を誇る、超...

キス&キル

本作の監督であるロバート・ルケティックは、『キューティ・ブロンド』で世界中の女性たちを虜にしたロマンティック・コメディの第一人者。主演はテレビドラマ『グレイズ・アナトミー』シリーズでブレイク後、『幸せ...

エクスペリメント

人気TVシリーズ「プリズン・ブレイク」の脚本・監督を担当したポール・シェアリングが、世界を震撼させたドイツ映画『es』(02年)の元ネタにもなった実験を題材に、驚くべきリアリズムとスリルにて人間の本質...

デイブレイカー

またもやヴァンパイアもので恐縮だが、本作はそんじょそこらのヴァンパイアものではない。通常なら隠れてひっそりと暮らすヴァンパイアが本作ではマジョリティとなり、逆に人間のほうがマイノリティとなった近未来S...

ゲーム・オブ・デス

『ブレイド』シリーズで人気のウェズリー・スナイプスが、正義を貫く男を熱演するハード・アクション。信じていた仲間の裏切りに遭い、葛藤(かっとう)しながらも、たった一人で悪に立ち向かう男の姿を描く。監督は...

黒く濁る村

2007年に韓国でウェブ連載され、3600万もの閲覧数となった漫画作品が本作の原作だ。このモンスター作品を、『シルミド/SILMIDO』等を手掛けた カン・ウソクが実写映画化。先の東京国際映画祭での上...

リミット

目が覚めたら土中深く、一人きりで棺桶の中。手元には充電切れ間近の携帯電話、ライター、懐中電灯……。チリ鉱山の落盤事故での生存者のニュースは世界中に希望を与えたが、本作で主人...

ソウ ザ・ファイナル 3D

2004年に、低予算ながら秀逸の脚本で衝撃のデビューを飾った『ソウ』。以来、数多のホラーファンを虜にしてきた本シリーズが、いよいよ7作目の本作で真の「ゲームオーバー」を迎えた。 殺人鬼ジグソウによる一...

エクリプス/トワイライト・サーガ

ありそうでなさそうなトンデモ・ファンタジーワールドをロマンチックな乙女好みのストーリーに仕立て、全世界の女子たちを虜にしてきた『トワイライト』シリーズ。前作での人間少女&ハンサム吸血鬼vsワイルド狼男...

マチェーテ

傑作B級映画『グラインドハウス』。こちらの映画の中に仕込まれていた“偽予告編”『マチェーテ』がファンの熱い声援により、クエンティン・タランティーノ製作、ロバート・ロドリゲス監督...

クロッシング

北朝鮮映画で同タイトルの感動ドラマ作があるが、本作は作品もテイストもまったく別物。リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルの豪華俳優3人が刑事役に扮し、幾重にも屈折した人生の闇を垣間見せるク...

おまえうまそうだな

古典的名作の『みにくいアヒルの子』や昨今では『重力ピエロ』もそうだが、血の繋がっていない家族という設定はそれだけで切なく悲しいカルマを含んでいる。 草食系恐竜のお母さんに育てられた肉食恐竜のハー...

パンドラム

宇宙船、お化け屋敷の怪。『バイオハザードIV アフターライフ』の監督ポール・W・S・アンダーソンが製作側に回って作り上げたのが本作。口コミが口コミを呼び、今でもマニアからカルト的支持を得る『イベント・...

十三人の刺客

役所広司、市村正親、山田孝之、伊勢谷友介、伊原剛志、松方弘樹、松本幸四郎、沢村一樹、六角精児。錚々たる顔ぶれの刺客たち13人が、稲垣吾郎扮する暴君を倒すべく300人を超える兵たちと死闘を繰り広げる。...

超強台風

フルCG全盛のこの時代。ハリウッドでは通常100億円単位の予算を投じるところを本作では6?7億円に抑え、台風シーンなどは実際に台風に見舞われた際にロケするなど、あえて手作り感満載に仕上がっているディザ...

メッセージ

様々な人の死が予見できてしまうという“メッセンジャー”。ニコラス・ケイジが『魔法使いの弟子』でファンタジックな役柄をこなしたのは記憶に新しいが、本作ではメッセンジャー役をジョ...

恋愛戯曲 私と恋におちてください。

私が初めて観た鴻上尚史の舞台は『天使は瞳を閉じて』だった。あれから結構な年月が経った気がするが、今回は自身の舞台を自らメガホンを取って映画化したラブコメディー。果たして映画は舞台を越えられたか!1行も...