札幌の市場といえば、市内中心部にある「二条市場」を思い浮かべる方が多いと思いますが……札幌市が設置している「中央卸売市場」に併設されている「場外市場」もまた、中心部のホテルから送迎バスが出ているほど、今や国内外の観光客によろこばれる「新鮮な海の幸にめぐりあえる」人気観光スポットのひとつとなっております。
道外からの観光客のお土産としての「苗字で呼ばれる蟹さんのお話」は、以前ご紹介いたしましたが、今回は、文字通り「市民の台所」としての「場外市場」をご紹介。
地元っ子で賑わう朝市会場はこちら年中無休、早朝6時(飲食店は7時)から17時までオープンしている(15時以降は徐々にお店が閉まり始めるので、早めの来場がベター)この場外市場において、地元っ子で一際賑わいを見せるのが、日曜日の早朝。「馬鹿値朝市」と呼ばれている場外市場内の一店舗が、明るくて! 雪がなくて!! 寒くない!!! 4月〜10月末の期間限定で開催している朝市でございます。
7時のオープン前から行列ができる1パック50円の卵という目玉商品を皮切りに、蟹、うに、鮭、ホタテ、イカ、たらこ、すじ子……名前を耳にするだけで、パブロフの犬が如く、お口の中は唾液で充満してしまう「北海道名産・海の幸」が格安、激安で陳列されており、地元民といえども財布の紐は緩みっぱなし。道内産の新鮮な野菜や果物もあり、さすがは食料自給率約200%と全国一(ちなみに100%を超えているのは、北海道以外では青森県、岩手県、秋田県、山形県だけで、最下位は東京都の約1%だそうです)を誇る食の宝庫! とうなずく品揃え&お値段です。
思わず買いすぎてしまう格安・激安な海の幸たちそして、お得感満載のお買いものにはさらなるプレゼントがっ!!
朝市の一角において無料で供される炭火焼の海産物。その場で焼き立ての魚介類をいただける(食べ放題!)のであります。そぐそばで売っているおにぎり(一個100円)をセットにすれば、にわかに北海道グルメのモーニングセットで胃が満たされます。じんわりジューシーに海の幸たちが焼きあがるまでの待ち時間、地元っ子たちの会話を耳にするのもまた一幸。
雪に閉ざされる冬が長い札幌っ子にとって、楽しいアウトドア感覚を満喫できる朝市は、極寒の季節を乗り切る充電池になっているのかもしれませんね。
炭火でジューシーに焼かれた海産物に舌鼓!
割り箸も容器もたっぷり用意されています【札幌市中央卸売市場 場外市場】 http://www.jyogaiichiba.com