酔っぱらい

最終回/再生不能の山

先日ちょっと仕事上の必要があって、30数年前に録画した映像をVTRテープから焼いたDVDで再生しようとしたと思っていただきたい。幾多の段ボール箱からお目当てのディスクをようよう探し出してやれやれと思っ...

東西冷戦の終焉は

先日は「東西噺」と銘打った「柳家さん喬・露の新治」両師匠の落語会。開口一番「林家つる子」、開口二番「柳家やなぎ」の2人の話を経て本編に入る。演しモノはこちら。 ・開口一番「初天神」 林家つる子 ・開...

金歯が来る

先週末、友達夫婦来訪のために作ったのは中華料理。久しぶりに青梗菜で「青菜炒め」を作ったけれど、ちょっと要領を忘れていて茎の根元の部分がやや硬めの仕上がりになってしまった。制作者の責任とばかりに固い部分...

季節をめぐるメディアの陰謀

落語のマクラ。たとえばこれから向かう暑い季節には 近頃はどんな食べ物でも季節を問わず店頭に並ぶようになりましたが 昔はそう言うことはなかったそうですな。 胡瓜や茄子は夏の野菜で冬に食べるなんてェことは...

年賀状の行く末は

仕事場の内装工事が終わった。詳しい事情は別のところで書いたので略すけれど、工事にともなっていったん仕事場にある荷物は倉庫に預かってもらい、仕事道具だけを自宅に移して10日ほどの間、自宅で仕事をしていた...

分類します

妻の自宅ワークスペース拡張を受けて、レコード棚を2階から1階へ移動することになった。作業としては、早い話がいったんレコードをすべて出して空になった棚を運べばいいのだが、ひとくちに「レコード棚を動かす」...

怒り新党

先日ようやく毎年恒例「年賀状に間に合わなかったので寒中見舞になったハガキ」(長い)の投函を終えた。たいして忙しくもないくせに怠惰にズルズルと年を越してしまうからそうなるのだが、重い腰をあげてやってみる...

正月素描

大晦日。その日まで何もできなかった大掃除の代わりにせめて、と小掃除。妻が玄関と風呂場の掃除をする間にリビングの床を磨く。 大晦日の“1枚”はレイ・ブライアントを 年...

この道はいつか来た道 そしていつか往く道

それまで降りたことのない駅の改札を出て思わず居酒屋を探してしまうのは、酒飲みの性(さが)である。その日も夕暮れにそんな未知の駅で下車し、ネットからダウンロードした地図を片手に目的地まで歩く道すがら、方...

おいしい冬野菜

モツ焼き屋とロンドン・パブの2軒をハシゴした翌日。布団から出て前夜着ていたパーカーを手にとってそのあまりの「居酒屋臭」に顔をしかめて洗濯機に放り込み、コーヒーを淹れた。 終了の音を聞いて、かごに入れ...

ラッシーがワンワン吠えるとき

先日、依頼されて「医者」のイラストを描いた。最初に白衣にネクタイ、という組み合わせで下絵を提出したところ、担当者が[ケーシーにしてください」という。ケーシー? 聞いたことがないのでネット検索、「スタン...

ホントは会いたいのヨ

ときどき「いったいどっちの方がいいんだろう?」と考える。そんな風に悩んだ挙げ句にけっきょくは決められず「棚上げ」、というよりむしろ「店ざらし」になっている懸案事項のひとつに「会った方がいいのか、会わな...

五十年殺しの行方

それは夏が始まろうとする7月初旬のことだった。 踏切の遮断機が上がるのを待って、走って乗った車両はいつもの乗車位置よりやや後方。降車駅のその辺りは大変混雑して改札へたどり着くまでに時間がかかるからと...

切り替えスイッチ

暑い暑いとは言っても9月。いっときは終わらないのではないかと思った夏の勢いもさすがにナリを潜め、朝晩はたいへん過ごしやすい日が多くなってきた。今年は特に電力会社に協力するつもりはないのだが、夏の到来を...

ッチの考古学

高校野球甲子園大会も順調に日程をこなして決勝戦を迎える頃、ようやく猛暑の勢いも終焉の気配を感じさせて、今年の夏も終わりである。とはいえまだ8月。仕事場へ向かう朝の9時過ぎに住宅街を歩いていると、小学生...

脳内リピート

先日来、自宅の音響システムの調子が悪いので食事をしたり居間でくつろいでいるときにはリラックス出来るような音楽ファイルを入れた小さな携帯プレーヤーをパワースピーカーにつないで聴いている。 しかしそのそ...

雷雨が思い出させてくれたこと

先週の木曜日。夕刻の空が一天にわかにかき曇り、梅雨の終わりを告げる雷雨がやってきた。しだいに暗さを増していく空とにらめっこをしながら仕事場を出て帰宅の途についたが、最寄りの駅に到着したところでポツッと...

浦島免許

というわけで、めでたく愛車117クーペが修理と車検を終えて公道復帰をして家に戻ってきた。すぐにも走り回りたいところだが、免許の更新に行かねばならぬのに、なかなかその時間が取れず、うかうかと誕生日も過ぎ...

唐揚げ中毒

その日の朝。「そうだ、唐揚げ食べよう」と思ったのである。あの唐揚げというのは何かの瞬間ヤミクモに食べたくなって、なんというかこう「矢も盾もたまらなくなる」のはどうしてなんだろう。いつもならお手軽に肉屋...

早く遅く、遅く早く

さて、刮目していた皆さんもそうでない方々もこんにちわ。117クーペ、その後のご報告……といいたいところですが、残念ながらこうお伝えしなければなりません。「何にも進展していな...