季節に合わせた調理の仕方や食べ方

紫陽花が綺麗に咲き梅雨の晴れ間の太陽はすっかり夏の陽射し。じつとしているだけでも暑くなってきました。これからの季節は火を使うことも億劫になりますね。使うのも暑いし、火がよく入ったものは熱をもっているので体に熱が加わります。だから、オーブン料理や圧力鍋を使うようなものよりさっと茹でた素麺に気持ちがはやる。

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こちらはカボチャの雌花。初夏に花咲き、秋に収穫されます
感覚を大切に料理すると、自然と気候にあった料理になります。私のお店でも玄米から分搗き米に雑穀を合わせたような軽いものへと変化させたり、圧力鍋から土鍋と炊く鍋も変化してきます。
ケーキやパンを焼くために冷房をつけ、オーブンを温めるのはエネルギーの無駄使い? オーブンを使わなければ冷房も必要じゃないかもしれません。
人間は便利なものへとつい手が伸びてしまいますが、そういうものを利用しなくても心地よい生活を心がけると野性性が目覚めるかもしれませんね。

日本には四季があるから食事も変化して当然。

でも、ずっと何か特定の食べ物が体に良いと思って食べ続けるのは、“脳で食事”をしているのでしょう。美味しいものは美味しいし、体が欲するものを美味しく食べ、心弾むのがいちばん自身の命となります。季節の変化とともにスーパーでもメインにディスプレイされてるお野菜が変わるように『わっ! おいしそう♪』と思うものを素直にいただく。これが季節に一番調和した食生活なのではないでしょうか?
「マクロビオティックは○○食べちゃいけないんでしょ?」という質問をいただくことが多いのですが、食べられるもので食べちゃいけないものなどありません。
ただ、選択肢があったとき、どちらが自分に必要かを選ぶ知恵を持っているということです。

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夏野菜の代表格、トマトも色づいて参りました
ようやく夏野菜が色づいてきました。
旬のものはお値段がお手ごろなうえ、旨みもたっぷり。これからの季節は短時間調理でパパッと作ったものが快適に感じるかもしれませんね。

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