甘い誘惑

もうすぐバレンタイン。
あまーい、チョコレートの誘惑が待っています。
美味しくて、美しくて、幸せな気分になるからチョコレート大好き!

むかーし、昔、私もチョコレートでエネルギーを補充していました。
1日で板チョコ3枚は食べていたでしょう。
でも、本当に食べたかったのかしら?
どちらかというと、食べ終わってしばらくするとまた口が欲しくなる。という感じでしょうか?

脳のエネルギーは糖分。
だから『あー、疲れたなぁ』と言う時、甘いのが欲しくなる。
そこで、チョコレートを「パクっ」とすると途端に元気になる。
その糖分はいったいなんだろう?と考えてみましょう。
二糖類・単糖類・多糖類という言葉を家庭科の授業で聞いたことがありませんか?
二糖類はショ糖・麦芽糖・白砂糖 単等類はブドウ糖・果糖 多糖類は穀類や芋類に含まれていて、分子の連なりで分類されています。
糖を吸収するのに、糖の鎖をバラバラにして吸収します。
だから、連なりが長い穀類から取り入れるのが一番穏やか。
さて、チョコレート。
どれだけの砂糖が入っているかしら?
カカオは苦いもの。それを甘くするのですから、そりゃあ沢山の白砂糖が入っています。

tomoka20130125_02.jpg 白砂糖を大量に食べると、すぐに体に吸収されるので、血糖値は急激に上昇します。
血糖値が上がりすぎるのは体に良くないので、これをコントロールするためにインスリンという膵臓ホルモンが急激に分泌されます。
だけど、血糖値の上昇とインスリン分泌には少し時間差があるので、白砂糖を食べた直後にインスリンの出番むなしく、そのころには糖の吸収が終わりかけ。
でも、インスリンが血糖値をグングン下げようと必死に作用しているから、かえって低血糖になるのです。

そうなるとまた甘いものが欲しくなって、食べてと同じことを繰り返します。
脳は糖分しかエネルギー源にすることができないので、突然低血糖になるとパニックになって精神的に不安定になりやすくなるのです。
また、組織を緩める作用があるので血管や筋肉も緩み血液の流れが遅くなり代謝が悪く体を冷やします。
白砂糖はサトウキビを原料として様々な薬剤を使用し精製を重ねて、ミネラルやビタミンなどの栄養素をほとんど取り除いた化学薬品のようなものになっています。
代謝するのにもミネラル・ビタミン・カルシウムが沢山奪われ美肌も遠のく悪魔の甘いささやきなのです。

あー、もう食べられない。。。
と、落ち込むのではなくて『知る』ことが大切。
何で作られたものを食べているのか、きちんと『知る』
チョコレートは毎日パクパク食べるものじゃないことを知ったり、甘いものは糖の分子が連なっているものから優先する。
玄米甘酒や米飴といった多糖類が優先。果物・ドライフルーツを次に使ってみたり。
メープルシロップや黒糖や甜菜糖など精製されてない純度の高いものを使ってみたり。
少しづつ、変化させてみませんか?

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