ベジタリアン・フェスティバル――ベジ料理を堪能

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インド舞踊のパフォーマンス
普段は、“お肉大好き!肉食系女子”な私が、ベジタリアン歴5年のカナダ人の友人に誘われて初めて行ったベジタリアン・フェスティバル。京都で2003年から毎年秋に開催されている同フェスは毎年規模を拡大し、今では国内最大級のベジタリアンのお祭りとして楽しまれています。

ベジタリアンはもちろんのこと、そうでない人も、「お祭に参加することで楽しく地球環境を学ぼう」と企画されたフェスティバルだけあって、ダンスやコンサート、映画ブースやヨガ教室、ベジタリアン屋台や有機野菜販売など約100店が出店。雨にも関わらず多くの人が集まりました。

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車麩をカツに見立てた
ハンバーガーや
ヒエで作った白身魚風バーガー
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デザートのマフィンも
バターなどは使用せず
ビーガン対応です
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大豆ミートを使ったジャージャー麺。
食感は完全にミンチ肉です
お祭りと言えば、楽しみは「食」。大豆でできたべジミートを使ったジャージャー麺は、見た目や食感だけでなく、味もお肉でこれがベジタリアン料理?と驚くばかり。その他にも大豆でできたから揚げや、ヒエで作られた白身魚風のハンバーガー、車麩で作るカツ、乳製品ではなくカシューナッツで作るチーズなど、ビーガン(完全菜食主義者)にも対応している料理がずらりと並び、あれもこれもと欲張って食べ過ぎました。これぞ、お祭りの醍醐味……ということにしておきましょう。

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食器を持参していない人には
100円でレンタルしています
お祭りにはゴミがたくさん出るという問題がつきまといますが、同フェスではゴミを減らそうと、リユース食器を100円でレンタルし、My箸だけではなくMy食器の持参を呼びかけてきました。その結果、来場者は7000人以上を越える大規模なお祭りにも関わらず、ゴミ袋が3袋しか出なかったというから素晴らしい!

今回は、食生活を改善したい、食物アレルギーがある、動物 愛護、地球環境を守りたいなどいろいろな考えを持って、ベジタリアン生活を送っている人たちと話すことで、 101125_03_06.jpg
年々、来場者が増え続け今では
7000人以上の人が訪れています
ベジタリアンに対する印象が少し変わりました。家畜から排出される温室効果ガスは世界中の輸送手段から排出される量を上回るのだとか。お祭りに参加する前はベジタリアンの人って健康的だけど、野菜だけの生活は無理だな?という程度の認識だったのですが、食生活と温暖化ガスや森林伐採などの地球環境問題の関わりを認識することができただけでも、参加した意義があったと思います。健康のために肉だけではなく野菜もたくさん食べていますが、月に数回はベジタリアンな食生活を心がけてみようと感じた初秋の出会いでした。