執筆者: 林田 久美子
死んだはずの人々が“GANTZ”に召喚され、地球にいつの間にか入り込んでいる異星の“星人”たちと戦うという摩訶不思議な設定でカリスマ的な人気を誇る、超...
またもやヴァンパイアもので恐縮だが、本作はそんじょそこらのヴァンパイアものではない。通常なら隠れてひっそりと暮らすヴァンパイアが本作ではマジョリティとなり、逆に人間のほうがマイノリティとなった近未来S...
2007年に韓国でウェブ連載され、3600万もの閲覧数となった漫画作品が本作の原作だ。このモンスター作品を、『シルミド/SILMIDO』等を手掛けた カン・ウソクが実写映画化。先の東京国際映画祭での上...
目が覚めたら土中深く、一人きりで棺桶の中。手元には充電切れ間近の携帯電話、ライター、懐中電灯……。チリ鉱山の落盤事故での生存者のニュースは世界中に希望を与えたが、本作で主人...
2004年に、低予算ながら秀逸の脚本で衝撃のデビューを飾った『ソウ』。以来、数多のホラーファンを虜にしてきた本シリーズが、いよいよ7作目の本作で真の「ゲームオーバー」を迎えた。 殺人鬼ジグソウによる一...
ありそうでなさそうなトンデモ・ファンタジーワールドをロマンチックな乙女好みのストーリーに仕立て、全世界の女子たちを虜にしてきた『トワイライト』シリーズ。前作での人間少女&ハンサム吸血鬼vsワイルド狼男...
北朝鮮映画で同タイトルの感動ドラマ作があるが、本作は作品もテイストもまったく別物。リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルの豪華俳優3人が刑事役に扮し、幾重にも屈折した人生の闇を垣間見せるク...
古典的名作の『みにくいアヒルの子』や昨今では『重力ピエロ』もそうだが、血の繋がっていない家族という設定はそれだけで切なく悲しいカルマを含んでいる。 草食系恐竜のお母さんに育てられた肉食恐竜のハー...
宇宙船、お化け屋敷の怪。『バイオハザードIV アフターライフ』の監督ポール・W・S・アンダーソンが製作側に回って作り上げたのが本作。口コミが口コミを呼び、今でもマニアからカルト的支持を得る『イベント・...
役所広司、市村正親、山田孝之、伊勢谷友介、伊原剛志、松方弘樹、松本幸四郎、沢村一樹、六角精児。錚々たる顔ぶれの刺客たち13人が、稲垣吾郎扮する暴君を倒すべく300人を超える兵たちと死闘を繰り広げる。...
フルCG全盛のこの時代。ハリウッドでは通常100億円単位の予算を投じるところを本作では6?7億円に抑え、台風シーンなどは実際に台風に見舞われた際にロケするなど、あえて手作り感満載に仕上がっているディザ...
様々な人の死が予見できてしまうという“メッセンジャー”。ニコラス・ケイジが『魔法使いの弟子』でファンタジックな役柄をこなしたのは記憶に新しいが、本作ではメッセンジャー役をジョ...
ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、ブルース・ウィリス……と、そうそうたる面子が揃い、ハリウッドの内幕を暴くシニカル・コメディ。イケメン男子やそそられる美女の私生活が我々...
電気も水道もガスも、お金さえあれば自由に使うことのできる文明社会で暮らしている現代人。だが、ひとたびその文明の利器を奪われ、無人島に漂着したら? 人間の本性が剥きだしになるこのシチュエーションで、お世...
80年代にアメリカで熱狂的なファンを生み出したテレビシリーズ『特攻野郎Aチーム』。日本でも何度も再放送された本作は、やはり男たちのハートをガッシリ掴んだ。これまで何故か映画化されなかった本作が満を持...
実在した米軍の超能力部隊のトンデモな活動を、ジョージ・クルーニー、ジェフ・ブリッジス、ユアン・マクレガー、ケヴィン・スペイシーと、錚々たるハリウッドスターらが怪演。あやしいワールド全開の「なんじゃこり...
事前に歌詞を当局に提出して許可を得られなければ、ライブもCDリリースもできない国、イラン。どうしてもやりたければ警察の目をかいくぐってやるしかないが、それには逮捕や罰金といったリスクが付きまとう。ミュ...
アカデミー賞外国語映画賞といえば、08年に日本の『おくりびと』が受賞したこともまだ記憶に新しい。そして本年度はアルゼンチンの本作が見事受賞に輝いた。本国アルゼンチン・アカデミー賞でも13部門を受賞した...
違う時代に生きる異なる人物が、酷似した運命をたどるというパラレルライフ=平行理論。有名どころではリンカーンとケネディの運命がそれに該当するといわれる。死亡した日はどちらも金曜日、リンカーンが死亡した場...
眠っているときに誰もが見る夢。そのストーリーも設定も大概は奇想天外で非論理的だが、夢の中にいる間はそれを現実だと認識している。その夢の世界を『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが大胆に映像化。...