シネマピア
昨年9月に公開された本作。言わずと知れたハリウッド大スターのニコラス・ケイジの最新作は、『ダークナイト』や『トロピックサンダー/史上最低の作戦』などの強敵を見事に抜いて、全米初登場NO.1に踊り出た...
まただ。今年は人生の5本の指に入る名作が豊作だ。 妻を亡くした1人の老人。朝鮮戦争から生還し定年までフォードの自動車工を勤め上げた男だ。彼は、自分の正義から外れるものはたとえ血の繋がった孫娘がや...
今回紹介するのは、可愛くて華奢な女の子が屈強な男達を片端からバッタバッタなぎ倒してゆく痛快なムエタイアクション。 特撮を排除して肉体を徹底的に酷使する本格アクションを観せてくれるのは、かの「マッハ...
コーエン兄弟がまたやった! ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド…この錚々たる顔ぶれを揃えておき...
インターネットでの配信をメインにした「探偵事務所5」シリーズは、2005年の配信後、劇場映画やコミックなど、ミクストメディアで展開を続けてきたが、その集大成となるのが、この「THE CODE ?暗号?...
年に何度か、「これは」と思う作品に巡り会う。そして数年に1本程の割合で、人生で5本の指に入るような傑作に出会う。本作はその後者の、類稀なる絶品だ。 ある日、18歳の少年が警察に逮捕される。インド...
トム・クルーズが出演した作品は多くあるが、“泣けるトム・クルーズ作品”となるとその数はグッと減る。本作は数少ないその“泣ける”一本だ。 軍人であるシュタ...
ご存知のとおり、本誌「あそびすと」の編集長は女性である。そしてこの原稿を書いている私も、女性である。 その昔、女性は女性であることだけを理由に蔑まれ、差別される時代があった。だが様々な困難を乗り越...
写真術という同じテクノロジーを使いながら「ムービー」と「スチル」、すなわち動いているか停っているかでそれぞれ呼び方の異なる「映画」と「写真」ではあるが、ほぼ同一のフォーマットであるフィルムを使うと言う...
到底、この贈り物は受け取ってはいけない。無論、贈ってもいけない。いや、喜んで受け取らなければいけない。これは究極の贈り物なのだから…。 鑑賞後、観客の意見は真っ二つに分かれるだろう...
タイトルの『チェンジリング』とは、「取り換えられた子供」という意味である。妖精が子供をさらい、その代わりに醜い妖精を置いていくという西洋の古代神話からくるのがこの語だ。 たとえその妖精が醜くなくとも、...
『ピンポン』や『舞妓Haaaan!!!』の脚本で知られるクドカンこと宮藤官九郎が、奇才としてのその才能を監督・脚本として魅せつけた本作。ここまで来ると奇才というよりはまさに“鬼才&rdqu...
たとえ老人の身で生まれ、年をとるたびに若返っていくという通常とはまったく異なった人生だったとしても、人と出会い、その出会いによって自らの人生が豊かになっていくという黄金式は他の誰とも変わることなどない...
「もしわれわれが空想家のようだといわれるならば、救いがたい理想主義者だといわれるならば、できもしないことを考えているといわれるならば、何千回でも答えよう、そのとおりだ、と。」キューバ革命を成功させた2...
前作『007 カジノ・ロワイヤル』に引き続き、ボンド役のダニエル・クレイグによる骨太のアクションが冴え渡る本作。 そのヤバさは前作のスケールをはるかに凌ぎ、カーチェイスやら逃走劇やら炎からの脱出シー...
恋愛において誤解はつきものである。ふとした言葉、ふとした行動、ふとした表情。相手に心底惚れこみ、ときには崇拝するかのように憧れている恋愛ならなおのこと、相手の些細な動きに過敏なまでに反応してしまい、て...
あの見慣れた新橋駅風景が、ここまで崩れ落ちてしまうとは。そのリアルさには目を見張るものがある。 史上最大の巨大台風が日本直撃。地下鉄のホームが崩れ落ち、流れ込む大量の水に人々が流されていく。奇跡的に...
〜月から地球を見た人たちのオヤジトーク〜 さて「ザ・ムーン」と聞くと、ついジョージ秋山のカルトな漫画を思い出してしまう少年サンデー&少年マガジン世代のワタクシではありますが、もちろんソレとは違います...
子供時代からの友人との絆は、歳をとって大人になってからも容易に途切れることはない。たとえ各々が裏稼業に身を置いてしまっても…だ。 返還間近のマカオ。ボス暗殺を企てたのちに逃亡したウーの消...
誰も見ていないところでも、我々人間は良識を保つことができるだろうか。そうに決まっている…自身が良識あふれる人間だと自覚している人は言うかもしれない。だが、本当にそうだろうか? 自分の身に...