投稿者: asobist.com
子供時代からの友人との絆は、歳をとって大人になってからも容易に途切れることはない。たとえ各々が裏稼業に身を置いてしまっても…だ。 返還間近のマカオ。ボス暗殺を企てたのちに逃亡したウーの消...
五反田駅周辺には、オーセンティックなバーがほとんどない。徒歩10分圏内でも2〜3件というところだ。そんな中、駅から徒歩2分という近さで、「樽の水」の看板を見つけ、試しにと即入ってみた。これが、オ...
【小林達史さんに7つの質問】 Q1:絵を描き始めたのはいつ頃から? 母が絵描きで、絵画教室もやっていたので、物心がついたときには落書き程度にいつも絵を描いていましたね。小学生のときも、昼休みにクラス...
近所にあべこべの紅葉がある。 葉が青々とする季節には赤く、秋になると青くなってくる種類。随分前、ウチの庭にもあったが日当たりが悪いので消えてしまった。 この紅葉、道路の際に生えているので毎年今...
誰も見ていないところでも、我々人間は良識を保つことができるだろうか。そうに決まっている…自身が良識あふれる人間だと自覚している人は言うかもしれない。だが、本当にそうだろうか? 自分の身に...
世界の山岳史に名を残す日本人アルピニストたちが遺した登山靴。それらは大概は、はいていた当人にしかはきこなせないものに違いない。 幾度目かのアルプスやヒマラヤ山行で凍傷を負い、辛くも命からがら下山。...
大人による、大人のための、大人だけの極上ミステリー。『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンが、初プロデュース作にして絶品のラブ・サスペンスを生み出した。 世界を動かす街、ニューヨーク。仕事場と家...
彼のあだ名は「ハカセ」。飄々とした雰囲気と、理科実験部に所属していたのが出所と思われる。別にカッコいい部類の男子ではなかった。中学1年男子の中では背も低いほうだったし、スポーツも人並み。勉強はといえば...
●才能の放し飼い、暴走するアニメーション 2008年の夏は、2本の大きな、メジャーな、外国の映画祭にも出展されたアニメーション映画が公開されたことで「記録」される年になるだろう。もちろんそれは、宮崎...
浮遊感と通じない言葉。空気を感じる不思議な映画。 カンヌ国際映画祭でカメラドール受賞の劇場映画デビュー作「萌えの朱雀」や、2007年のカンヌ映画祭グランプリ受賞の「殯の森」他、TVCFなどで知られる...
ついにお水デビューしたのダ。 わりと近くにに中津川スポーツ広場という所 があって、わかりにくい場所なんだけどやめぴ母さんオススメの遊び場です。 平日のせいか、いつもこうなのか人気もなく釣りをしている...
顛末が表題で示されている。わかっていて読み進めるのは結構つらい。 同著者作の「虚空の登攀者」に登場する長谷川恒男の10年先輩になるアルピニスト・森田 勝を描いたノンフィクション・ルポルタージュ。 ...
誰にでも老いはやってくる。そして死も。ともすれば忌み嫌ってしまうそれらと闘うのではなく、逆にそれらを抱きしめ、楽しんでしまおうというのが本作に登場する老人コーラス隊メンバーたちの生き方である。 ア...
インタビューに先がけ、上野の鈴本演芸場に、古今亭志ん輔さんが出演する寄席を観に行った。筆者としては、初の寄席体験。それどころか、落語をちゃんと聴くのも初めてといってもいいくらいだったから、「退屈...
誰にでも多かれ少なかれ、親子の葛藤というものはあるだろう。その葛藤をいかに克服していくか? 青春期が抱えるそんな苦悩を、切なくも美しいストーリーとファンタジーで包み込み、そして“許してくれ...
読み進めながら、何度、鼻の奥がツンとしたことだろう。 電車中で人目もはばからず涙を流したりもする。 昭和22年生まれの、日本山岳史に燦然と名を残したアルピニスト・クライマーの生涯を追ったドキュメン...
やっとナゾが解けた。”金魚珈琲”とはなんぞや。よく通る道にナゾの店。黒地にヒラヒラした赤い金魚の看板。何時通っても開いている。Barなのか?でもこの辺りは静かな住宅街。店...
帯に「天安門事件前夜から北京五輪前夜まで〜中国民主化勢力の青春と挫折」とある。 中国の民主化運動の終点ともいうべき天安門事件。主体となって動いた学生たち。 1960年代から70年代に日本が経験した...
船戸作品の読者なら「国家と犯罪」と聞けばピンとくるはず。 国家が犯罪をどう取り締まるか、という話しでは全くなく、社会状況に於ける犯罪傾向の分析などでも全くない。 冒頭、著者自らの弁のとおり「国家に対...
〜緩く過ごす。すべてを赦す。ステキな掌編映画〜 なによりもタイトルの語感が美しい。 印象に残る映画というのは、邦画であれ洋画であれタイトルがイイものが多い。解りやすくシンプルで力強い。 そういう点...