元旦の恒例行事!寒中水泳大会


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ウェットスーツの中に
お酒を隠し持っていた参加者

バンクーバーでのお正月の一大イベントとして行なわれる寒中水泳「ポーラベア(ホッキョクグマ)スイム」。今年はあいにくの雨だというのに、イングリッシュベイには開始の2時間前からたくさんの人が集まってきた。

今年は約1700人が寒中水泳に参加。「こんな雨で参加する人の気がしれないけど年始のお祭りだから」と度胸のある参加者やユニークな仮装を一目見ようと駆けつけた見物客でビーチはごった返す。

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家族の恒例行事として取り入れ14年目という
海賊の格好をした家族

世界約52カ国の人が参加しているということで、故郷の旗を掲げる人や、猿やアニメキャラクター、海賊などのコスチューム、ウェディングドレスやパジャマを身にまとった参加者もいて、まるで今日は新年のハロウィンパーティー。
参加するともらえるという缶バッチを白衣にたくさんつけた男性は、参加歴25年というベテラン。
「雨だと水温があがるから去年よりあたたかい。寒中水泳しなきゃ僕の1年が始まらない」のだそうだ。毎年参加しているという妊婦さんは「医者に聞いたらお腹まで水に入ってはいけないといわれたから足だけつかりにきた!」のだとか。どうしても外せないイベントだという気合が伝わってきます……。


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震えながら引き返す参加者

2010年をすがすがしい気持ちで迎えたいという人や、バカバカしいことをしたかったという人、趣味になっている人、家族の行事として参加する人など寒中水泳をする理由はそれぞれあるが、見ている人も海に飛び込む人たちもお正月から楽しく笑って参加できるイベントだからこそ、90年も続く恒例行事になっているのだろう。

雨で濡れた体から湯気が立ち上り「ハッピーニューイヤー!!」と盛り上がりつつ、いざスタートしてみると足まで入ってすぐに引き返す参加者もたくさん(笑)。もちろん、寒さをものともせず100メートルレースに参加してそのまま泳いでいく人も。


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マッシュルームがたっぷり入った
スープで体を温める

こんなとき凍えた体を温めるために食べる物といえば……スープだろうと予想して質問してみたが、ほとんどの人が食べ物よりも"酒"だと回答。震える体で持参していたラムやテキーラなどの酒を一気に飲む人も。お酒が体を温めるいちばんのクスリなんですね!

海岸に約2時間いて凍えた私と友人は、「体を温めるにはスープだ!」と、友人特製のターキーが入ったマッシュルームスープをたらふく飲んで体を温めた。見ているだけでも晴れやかな気分で元旦を迎えることができたのだから、参加すると病み付きになる楽しさがあるのかもしれない。
とはいっても来年も参加しませんが……。