真夏のサーキットで我慢大会!――内なる闘争心に出会った日

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ガヤルドでカート場まで連行されました
8月の猛暑真っ盛りの時期に、カート耐久レース大会が開催された。
レースと言えば何やらカッコ良いが、ドライバーを交代しながら炎天下のサーキットをカートで1時間走り続ける、スポーツという名の我慢大会である。
いろんな意味でアツい一日になりそうだ。

耐久レースは、群馬県富岡市吉井にある関越カートランドにて行なわれた。
レーシングカートは簡素なフレームにタイヤ、燃料タンクにシートがついたシンプルな乗り物だが、スピードは最高で時速40kmに達する。さらにシート下5cmは地面という車高の低さから、体感速度、横Gは2倍以上。なかなかのスリルが味わえる。

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長袖長ズボンの着用は必須です
レースの内訳は10分の予選に、60分の耐久レースと合計70分。予選のラップタイムが速い人と遅い人でチームを組み、実力が均衡するよう配慮される。

車の運転には性格が出ると言われるが、それは事実だ。
過去に何度か走った結果、私はどうやら結果を急いで自滅するタイプらしい。目の前のドライバ?を抜きたいあまりに無茶をして、サーキット脇の土手やセーフバリアに派手に突っ込んだこと、数知れず。観客から見ればアクシデントは楽しいが、実際はそんな走りでは勝てない。特に耐久レースの場合は、ペースは遅くともミスなく、最後まで走り抜くチームが強いと言われる。

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この土手、貴方はカートで走れて?
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本線開始!
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主催者提供の景品たち
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罰ゲームの中身は
マヨネーズ+一味唐辛子
さて、本線が始まったのは、暑さ真っ盛りの午後2時。安全対策で、ドライバーは長袖長ズボンを着用して、レース開始!
ふつふつと沸き上がるアドレナリンに身を委ねるのは快感だが、灼熱の太陽の下、5分も走るとふっと意識が遠のきそうになる。そんななか、暴走したくなる自分に言い聞かせながら走り続ける。
「アツくなるな。クールに、虎視眈々とタイミングを狙え。今がダメでもチャンスは来る!」
レース展開だけでなく、人生にも同じことが言えるのではないだろうか?
ふと、走りながらそんなことを考えた。

余談だが、レースには罰ゲームが用意されていた。
敗者は、穴部分に秘伝の×××をたっぷり詰め込んだ激辛「うまい棒」を食べ、次のレースへの闘志を燃やすことになる。
今回、びりっケツは免れたが、好奇心から試食してみたところ、口の中まで灼熱?!
トリプルでアツい一日となったのであった。

お遊びのレースと侮る事なかれ。数分の走りで、自分の秘められた闘争心まで浮き彫りにされる、 なかなか奥が深い遊びなのである。

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