水の都・大阪のお祭りが始まりました。
水の都大阪を見て、知って、触れて体感しようと始まった参加型イベント「水都2009」。昔から川とともに発展してきた大阪の歴史を楽しみながら学び、もっと身近に川を感じようとさまざまな企画が目白押し。
「水の回廊」
会場は、都心部を囲む堂島川・土佐堀川・木津川・道頓堀川・東横堀川が「口」の字型に川が流れており「水の回廊」と呼ばれるエリアを中心に行なわれています。移動手段はいろいろありますが、もちろん船!がおすすめ。期間限定のシャトルやボート・屋形船も登場して水辺を盛り上げます。
さまざまなアーティストと一緒に不用品を利用して作るワークショップや、橋梁ライトアップに、地元の通(ツウ)がガイドになるウォーキングイベントなど毎日興味深いイベントが行われていますが、大阪といえばやはりくいだおれの街! 食べものを紹介しないと話になりません。
中之島会場のバラ園
風で揺れる竹細工が涼しげな音を奏でます
バラのジャムが添えられたサフ
ランライスカレーセット600円!
おすすめは中之島公園内のバラ園にある期間限定の『ローズカフェ』。こちらで出される料理は、テレビでもおなじみ辻学園調理・製菓専門学校の生徒のみなさんによって特別に開発された期間限定料理。バラ園内にあるとあって、メインのカレーやパスタにもひと工夫されています。サフランライスでいただくシーフードがたっぷり入った味わい深いカレーの上には、フランスから特別に仕入れたというバラのジャムが添えられています。カレーにバラのジャム?と戸惑うけれど、口に入れたとたんにバラの香りがプワーッと一瞬で広がり後味さっぱり。レーズンやらっきょうのように、カレーがすすむようオシャレに計算されていてあっという間に完食。地元泉州の水ナスサラダがセットと大阪の水道水「ほんまや」がついて600円! 特別水都価格、あっぱれです。
なにわ生まれ水道水「ほんまや」
一日100個限定のバラソフトクリームや、バラの香りで癒されるローズティー、ローズティーハイボールもおすすめです。川やバラを眺めながら五感でバラを感じて癒されます。
もうひとつご紹介したいものは、さきほど触れた大阪のペットボトル水「ほんまや」。こちらは、ラベルにも書いてありますがなんと水道水! 「水道水をボトルに入れて売るなんて、さすが商売人の街やな?」と驚くことなかれ。大阪市水道局が売り出したこの水道水は、活性炭を通して残留塩素を除去し加熱殺菌されていて安全性についても国が定める水質基準を高い基準でクリアしています。アルプスの自然天然水のごとく、まろやかでおいしく人気も上々、まさしく「ほんまや」なんです。
川や水の大切さを考えながら五感が刺激された水都2009。10月12日まで開催しています。