昼飲み、外飲み! さっぽろライラックまつり ワインガーデン

090622_01.jpg いよいよ北海道にも昼飲み外飲みの季節がやってきた!
日中の気温が20度を超えるようになると、北海道では屋外でお酒を楽しむお祭りが目白押しだ。その第一弾が大通り公園で開催される『さっぽろライラックまつり』のワインガーデンである。

昭和34年に始まったライラックまつり。その開始に合わせるように、翌35年には市民投票でライラックは「札幌の木」に選ばれた。この祭りは、札幌市民にとって半年あまりの長い冬からようやく解放され、野外散策を楽しむ季節到来のファンファーレである。

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こちらが「札幌の木」ライラック
歴史あるライラックまつりイベントのひとつとして注目を集めているのが、今年で5回目を迎えるワインガーデン。
北海道内のワインメーカー11社が出展し、各社のワインをグラスとボトルで販売。さらに、ワインに合う北海道産の食材が提供され、道産ワインと食との食べ合わせ(マリアージュ)を体験できる。
実は、このワインガーデンには「北海道発!ワインツーリズム」というプロジェクトが関わっている。これは北海道産のワインを軸に、酪農王国北海道ならではのチーズや乳製品、ハム・ソーセージといった畜産加工品、道産小麦や道産の原料にこだわるパン、鮮度抜群の魚介類と白ワインなど、道産ワインならではの食べ合わせによる新たな食文化のスタイルを北海道流に提案するプロジェクトである。

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大通西7丁目会場にて、魅惑の昼飲みを…
梅雨や台風の影響が少なく、冷涼な気候の北海道は、ヨーロッパ原産のワイン専用葡萄の栽培に適し、日本一の産地である。「ワインガーデン」は、ヨーロッパの農業の歴史の中で大きな利益を生んできたワインを、北海道を代表する農業のひとつとして紹介することによって、さらには北海道の新たな食文化を育み、北海道ならではの食ブランドの創造を目指している。
「ワインと食による北海道ブランド」を国内外、世界に向けて発信していく新しいタイプの地域活性化の試み。昼からワインを楽しみつつ、地域活性化にも貢献できる。楽しいイベントだからこそ、新しいアイディアが生み出されていくのだ。

それにしても、昼から外で飲むのって、もうそれだけで酔っぱらいそう……。
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北海道のワインと地の物を使ったツマミで乾杯!
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