【夏は市場】AM6:30、ラジオ体操のメッカを素通りする人たち……【北海道シリーズ】

早朝の北海道神宮は、何を隠そう……ラジオ体操のメッカである。年に一回、元旦のみ開催されない(初詣のため)だけで、猛吹雪であろうと台風(滅多に北海道には上陸しませんが……)であろうと天候に左右されることはなく年中続けられている。こと夏休みともなると、ラジオ体操出席カードを首から下げた子供たちを筆頭に、何百人もの老若男女が本殿から一直線に伸びる参道に集う。

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ラジオ体操だけではない!? 夏の北海道神宮
北の大地に君臨するパワースポットのもとで行なうラジオ体操は、「早起きは三文の得」以上に何か特別なご利益が付きそうな感じがするものでございますが、初夏から秋にかけての日曜日……そのラジオ体操には見向きもせず、足早に通り過ぎる人々の流れを見ることがあります。

向かうは、北海道神宮東駐車場。で、お目当ては、「神宮マーケット」(6:30〜10:00)。産直の新鮮野菜や加工品、雑貨やキッチンカーなど多彩な出店者で賑わう、年7回開催の仮設市場で、2011年からスタートしました。

もともと神宮のある円山地区では、1893(明治23)年から始まった「円山朝市」がありました。毎朝農家さんが道路で農作物を売っていたのですが、時代の流れとともにいつしかなくなってしまいました。そこで、「円山朝市を復活させよう!」の合言葉で市民が奮起して始まったのが、この「神宮マーケット」というわけです。

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新鮮な野菜たちはあっという間に売れていってしまいます
人気は採れたて新鮮、無農薬、有機栽培の野菜たち。今年で4年目を迎え、認知度もアップして、今やお目当てを逃さないようにと、6時半前から行列ができる店もあります。ライブなどのイベントも会場を盛り上げています。会場は緑豊かな円山公園ないに隣接。お祭りの屋台感覚で購入したパンや珈琲などを自然の息吹を一緒に味わっている姿がここかしこに見られます。

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多彩なゲストによるイベントも朝市の大切な盛り上げ隊
ラジオ体操参加カードにハンコを押してもらい、ご褒美のおもちゃ片手に帰宅する子どもたちの笑顔に負けず劣らず、たくさんの“戦利品”を抱えて満面の笑みで朝市を後にする大人たち。夏の北海道神宮は、神サマも思わず頬が緩んでしまうだろうなぁ?と思うくらい、楽しい雰囲気に包まれています。

ちなみに…今年はあと、8月24、31日、9月21日の3回開催予定とのこと。