【夏は海】地中海の風に吹かれたい

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やって来ました、アルジェリア! アルジェリアってどこ?というのが、夫の転勤決定を聞いた私の第一声(笑)。単身赴任してくれるよね?という私の希望とは裏腹にまたも帯同赴任、今回も猫連れの引越しでございましたよ、ハイ。とはいえ、もう1年近く前のハナシです。

でもでも、来てみたら意外と面白くて、世界遺産が八つもあるんですよ、奥さん! 長らくフランスの海外県だったからか、フランス色が濃ゆいです。フランスからの独立、その後はアラブ化政策他への反発など、この国の歴史には流血の事件がてんこ盛り。今年初頭の石油プラント事件などにしても、あまりにもおどろおどろしいのでここでは割愛しますが、この国はとても興味深いのですよ。広い国土には、遺跡も岩絵も沙漠もたっぷり。南部には広大なサハラ砂漠が広がっているのですから、沙漠フリークの私たち夫婦としては、来ずにいられなかったというのもあります。危険地区指定だから行けないけど(泣)。

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アルジェリア北部にあるアルディスビーチ。
海の向こうにはかつての宗主国フランスが見える
昨年、夏の終わりに着任、なんか花咲かなくなったよね?という、極寒の北米と比べたらユルすぎる冬をやり過ごし、初熱波が到来したのが3月。雪が降らない冬ってイイね〜と、一番喜んだのは、猫だったりして。ここっておフランス?という美しいアルジェの街は、のっぽのヤシの木があったり、異国情緒たっぷり。白塗りの建物に黒い手すりが印象的なのですよ。

欧米の異動が集中する6月、離任に休暇にと人々が去って気温も上昇、自然とバケーション気分も上がります。職住隣接という便利な暮らしながら、職場の皆で同じ敷地内に住んでいるので、逆にいえばまるで収容所のような生活。仲良しのご近所さんと連れ立って海を目指しました。住まいのあるアルジェからクルマで小一時間、地中海沿いの小さな漁村に到着です。隠れ家気分でテンション上がる、海沿いのプチホテル〜。レストランの下がビーチなのに、誰も泳いでないのがアルジェリア的? 若いカップルも、浜に座って話すのみです。

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地中海を眺めながらのランチはエビちゃんを
ほぼ午後中、まったりとプチホテルのレストランで美味しい魚介類のランチをいただき、帰りの道すがらで土地の焼き物を買い、すーっかり小旅行な気分。たった40kmの距離ですが(苦笑)。

それにしても、サウジアラビアだのアルジェリアだのと、うるとらレアでヒト様が赴任したがらないところばっかりに飛ばされてますなあ。イイんですけどね。アルジェリア生活、まだまだ続きます〜。
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なんと素敵なホテルの庭