子供のころ「まつりだぁ〜」とワクワク、ウキウキして出かけたその目的は、秋の豊穣を祝っての参拝……ではなく、明らかに“テキ屋さん”にあった。綿飴、金魚釣り、ヨーヨー、射的……資金源である同伴者の大人たちの顔色をうかがいながらおねだりした記憶が蘇る昨今。縁日にもすっかり足が遠のいていたけれど、ドライブで通りかかった神社の秋祭りにふと立ち寄ってみたら……目がらんらんと輝き出し、「どれにしようか」と迷う楽しさにひとしきり没頭してしまった。
おみくじオンパレード!そこには、何種類ものおみくじが、どどーんと一堂に会していたのである。
「一年安鯛」と書かれた鯛はパッチリおメメがキュートもちろん、“普通”のシンプルなものもあるが、そのネーミング、そして、それぞれについている“おまけ”(と呼んでいいのだろうか…?)が、予想を超えて魅力的!!!
「恋みくじ」、「招き猫おみくじ」、「クリスタルひょうたん おみくじ」、「えんみくじ」、「幸運おみくじ」、「リラックマ開運おみくじ」、「健康おみくじ」、「扇子おみくじ」、「蒔絵シール付き万福みくじ」などなど。初穂料は200円也。
まずは、子供時代の的屋さん巡り感覚を再起させた、遊び心をくすぐる「タイ釣りみくじ」。赤タイにするか、青タイにするか迷いながら、竿を下ろして釣りましたぁ〜♪
次に「開運ふくろうみくじ」をゲット! 同伴者は「運気上昇みくじ」。
この多種多彩なおみくじの選び方で、健康、金運、恋愛運……「今、自分は何の運気をいちばん先に上昇させたい?」と、その優先順位の付け方で、思わぬ自分発見をしたりもします。
七色のふくろうの中でゲットした緑のふくろうさんは、
身体健全・学業成就にご利益有りとのことさて、“おみくじの祭典”の狂気乱舞した神社は、札幌市西区にある西野神社。同社のブログ(http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/)を覗いてみると、常時8種類は用意しており、年末年始や秋祭りでは臨時のおみくじを開設、過去最多は16種類のおみくじを設置したそうな。
ちなみに、この神社のいわゆる“定番”おみくじも、やはり(!?)、「普通」の域を超えており……QRコードを携帯電話等で撮り込めば、境内のおみくじ結び所におみくじを結んでいった後もそのおみくじの内容を確認できるという「QRコード付きおみくじ」(初穂料100円)なるものでした。
定番おみくじが登場したところで念のため、
【おみくじの縁起の良い順番】大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶
ご確認くださいませ?♪
テキ屋定番グルメ「お好み焼き」もいいけれど、
北海道名物「揚げもち」は地元民でも押さえておきたい一品さて、おみくじ選びに一興を講じた後、久々にテキ屋さん巡りもしてみました。(もちろん、ちゃんと最初にご参拝いたしましたよ!……念のため……)B級グルメのメッカも、イタリアンなお菓子や中近東系フードなど、かなりインターナショナルになっておりました。が、小腹を満たすものは、やはりご当地グルメであるべきです!!!
白い粉付がついたアメリカンドッグが「フレンチドッグ」となっていれば、北海道オリジナル! 白い粉とは紛れもなく白砂糖のこと。「ザンギ」という名の鶏の唐揚げ、そして、お芋バージョン団子三兄弟「揚げいも」も外せません。
あぁ〜、いくつになっても……やっぱり、お祭りは楽しいものなのでした。