八方尾根・雪洞講習-3

3月22日
6:00起床。
前夜、ご飯してそこそこ飲んだら、イグルー作業の疲れが出たメンバーは19:30とか20:00ぐらいにはもう寝てしまった。

「足が冷たくて寝られなかった」と言うもあったが、クツシタにホカロンを貼って、像足(ダウンの足袋)をはいて、シュラフにもぐりこんだら、しばらくしてホカロンが効いてきて、足先はポカポカだった。

ただ、夜更けて出てきた風は時間が経つほどに激しさを増し、イグルーの出入り口に張ったツェルトが四六時中音を立てる。時折、スゴイ勢いの「バタバタ」を耳にしながら「相当な風が出てきた」とほろほろしながらも、感じてはいた。

風は朝になっても止まず、ますます激しさを増す。おまけに雪が降ってきた。
天気予報どおり、天気が崩れだした。予報だと短時間での回復は見込めず、実は前夜から「唐松岳登頂は中止の可能性が大」と伝えられてたんだが、山の気まぐれに一縷の望みをつなぐも、あえなく「下山決行」になった。
パッキングしたりして準備をしているうちに雪はどんどんひどくなり、強風とあいまって、恐ろしい下山日和。

「離れずに歩くように」「コダマさんはすぐ後ろ」
オオモリ隊長を先頭に下山開始。

と思ったとたんにこけた。
雪が少ないせいでか、雪の下の不規則なでっぱりに乗ったらしい。
「しょっぱなから、これだよ」
言い訳は無用。

「ここからは、油断して転ぶと、どこまでも落ちるから」
くれぐれも、キツク言い渡され…

赤岳の下山時ほどじゃないにしても、雪降りで強風はツライ。
またしてもゴーグル問題に悩まされる。
メガネ着用用のを合わせて買ったつもりだったが。どうもいけない。

つまりゴーグルそのものがダメなんだと、ようやく理解した。
どうしても視野が狭くなる。グラスに色が入っているので、視界が暗い。おまけに「曇りません」はずが溶雪のしずくが内側にも外側にもつく。
視界がぐちゃぐちゃ。怖くてとてもじゃないが、つけて歩けない。
で外せば、今度はメガネが曇る。それも外す。
結果、目ん玉「サンドペーパーでゴシゴシ」状態。

地獄のような1時間ちょいで得た結論。
ゴーグルは両目辺りを全体におおうタイプは止めて、プールで使うような目ん玉・別々タイプで、色が入っていないのにする。
この際、カッコなんてかまってらんない!

あ、言っときますけど、ちゃんと隊長にくっついて降りたからね。
「くっついて」は雪降りの山行には厳守項目。ホワイトアウトすると下手すれば、わずか1、2分のも遅れでも前後が視界から消えてなくなる。
おまけに
「降雪期には、むやみに唐松岳に、自分たちだけで登らない方がいいよ」

稜線が広い。たおやかでなだらかな雪面が広がる。
激しい降雪に見舞われてトレースが消え、降りていく方向を見失うと、とんでもないことになる。

「止まる時は必ず「stop」の声がけをすること」
黙ってアイゼンを着け直していて遅れたメンバーが注意された。

ようやくリフトにたどり着いたころには、雪は冷たい雨に変わり、全身びしょぬれ。

白馬村内の温泉のありがたさ、つくづく身に浸みたことよ…

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【ご一緒しませんかアラカンさん!】

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今年還暦を迎えるジャストさん。文字通りアラウンドなアラカンさん。
もうもう、この際、around50も40も大歓迎!

ご一緒しませんかシャモニーへ。
登りませんか、モンブランへ!
(トレッキングコースもあるみたいです)

*7月3日発にご一緒の方
シャンペン、おごっちゃいますよ~

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kodama@asobist.com(コピペでね)

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