大根はすばらしい!

秋ですね。
この季節ならではの美味しいものがたくさんありますね。
さんまとくればビールと言いたいでしょ。
だけど大根おろしです!
脂がたっぷりのった焼きさんまに大根おろしがついてきます。天ぷらにも大根おろしがついてきます。
大根には、アミラーゼやオキシターゼなど酵素が豊富に含まれて、今食べる油の消化を促してくれたり、たっぷりある水分やビタミンCは排尿を促進したりするからです。お刺身のつまにも使われ毒消しの役割も。

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天ぷらに“おろし”はつきもの。今回は大根のおはなしです
お正月明けに春の七草をいただきますね。
七草の「すずしろ」は大根です。昔から体調を整えるために大根は食べられてきました。
現代の食事は、から揚げやコロッケなどのすぐに食べられるものを買う傾向になっています。ただ、どんな油を使っているのかさえわかりません。
もちろんお菓子だって、ポテトチップスのように揚げたもの、クッキーのように練りこんだもの。あらゆるものに油が使われていまます。
動物性油脂だけでなく、植物性油脂も過剰傾向にありますから、日頃から大根の上手な摂取をおススメします。
またこの時期になり風邪の人も増えてきました。大根のはちみつ漬けや大根湯などは、発熱やのどの炎症に昔から民間療法として取り入れられてきたものです。

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秋といえばさんま。大根おろしを脇役と思うなかれ
また、切干大根もすばらしい役割をもってます。
太陽の力を得た切干大根は体を温めてくれますし、食物繊維にカルシウムや鉄分も豊富。さらに戻し汁だって脂肪質の物質を溶かす働きがあります。
みなさんは切干大根の戻し汁を捨てていませんか?
ぜひ、戻し汁も一緒に調理したり、切干大根茶(今月のレシピです)として取り入れてくださいね。

余計な脂質が減ると吹き出物や肌荒れも軽減し美肌にも近づきます。
今年の1月の『季節の変わりめの過ごし方』では葉の使い方をご紹介しました。
魅力たっぷりの大根、毎日の食卓に登場してもらいましょう!

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