「2013 クロアチア・クリスマス・ナイト 」へ、パーティを彩るシンガーとして出演。来年はクロアチアでの活動も予定しているシンガーのNOEさん。発売中の1stミニ・アルバム『MY WAY』を通し、気持ちを昂らせるガールズロック・スタイルを提示。次世代を担うガーリー・シンガーのアイコンになる!?と思わせてくれる彼女だが、じつはシンガーになる前は、プロのダンサーとして倖田來未さんや久保田利伸さん、サザンオールスターズに氣志團など、そうそうたるアーティストたちのステージを彩るダンサーとして活動していました。
なぜ彼女が、ダンサーからシンガーへ転向したのか!? どうして、クロアチアでも活動を始めるのか……? その真相を本人に伺いました。
ダンサーとして有名なアーティストの方々の現場で活動をしていた頃は、控室へ通されると「お水の銘柄は何にしますか??」と聞かれたり、「これ、お口に合いますか??」とまで気を使われるような環境でした。それが……。(NOE)
――NOEさんは、ダンサーからスタートした方だとうかがいました。
NOE:そうです。小っちゃいときからクラシックバレエを習い始め、その後にHIP HOPなど、いろんなジャンルのダンスに関わってきまして、わたしの中では「踊るのが当たり前」の生活。だから、ダンサーとして成功を夢見るのも、自分の中に当たり前に持っている意識でした。
プロの道を目指し始めたころは、さまざまなオーディションを受け、少しずつですが、いろんなアーティストの方とお仕事する機会いただくようになっていました。ダンサーとしてステージやMusic Videoの制作現場などへ呼ばれ、活動を行い始めていく中、次第に「自分でステージや映像を彩るダンスをプロデュースしたい」という意識が芽生え、ダンサーとして表に立ちながら。同時にプロデューサーとしても、ダンスの演出活動や後輩へのダンスの指導なども行なうようになりました。
――一時期は、かなり優遇された環境の中で活動もしていたそうですね。
NOE:ゲストダンサーとして出演するときは、現場へ入り、控室へ通されると、そこにたくさんのスタッフさんがいて「お水の銘柄は何にしますか??」と聞かれたり。豪華なケータリング(楽屋での食事)が用意してあり、「これ、お口に合いますか??」と気を使われるような環境。でも当時は、そういう現場で活動していくのが普通の感覚になっていたんです。
だけど、その環境を捨て、シンガーとしてゼロから唄い始めたとたん、イベント・ライブの現場に足を運んでも、“控室がない”のは当たり前、「何処で着替えるの??」と聞いたら「トイレでお願いします」というのが普通という環境ばかり。でも、それが嫌だったということはなく、「プロのダンサーを目指していたときは、こういう環境が当たり前だったなぁ」ということを思い出し、むしろ、その環境を楽しみながらシンガーとしての活動を始めていました。
――何故、ダンサーとしてのトップのキャリアを捨ててまで、ゼロからシンガーとしての活動を始めたのですか??
NOE:ダンサーとして第一線の現場で活動をしながら。同時に、ダンスのプロデュースなども行なうようになっていく中、ふとした瞬間「もうダンサーとして叶えたかった夢はすべて叶えられたなぁ」という虚無感に襲われたんです。
――虚無感ですか……。
NOE:そう。普通だったら、夢を叶えていく中で「喜び」を覚えていきますよね。もちろんわたしもキラキラと輝く目標を見据え、その目標へ辿り着くたびに、また新たなキラキラ輝く目標が先に見えていました。でも、いくつもの目標を超えてゆく中、いつしかそのキラキラが無くなってしまっていたんです。
確かに、現状を維持し続けるのも手だとは思いますけど。わたしは、その現状維持し続けることが好きじゃないんです。それよりも、キラキラと輝く夢や目標に向かい続けていたい。それと、以前から作詞をするのも好きだったことから、「今度は、言葉と声で自分の想いを発信していきたい」と強く思い始めたことから、ダンサーとしての道を捨て、シンガーの道へと進み始めました。正直、そこには勢いもあったんですけど(笑)
――ダンサーとシンガーでは、表現面でもいろんな違いがあるのでしょうか??
NOE:ダンサーとシンガーでは、まず筋肉や呼吸の仕方が違います。ダンサーや振り付けのプロデュース業をやっていたころ、わたしがいちばん多く携わっていたのが倖田來未さんの現場なんですけど。当時、彼女の唄う楽曲に付けていたダンスを、いざ自分で唄いながら踊ろうと思ったら、ものすごくきつかったんです。理由は、曲に合わせたダンスの振りでは、身体は息を止めてる形なのに、歌ではしっかり唄いあげていくように、身体も喉も開いている状態を要求されていたことから。それを苦もなくこなしていた倖田來未さんのすごさに改めて敬服するんですけど。当時のわたしはダンサーの視点でしかそこを見ていなかったから、唄いながら踊ることのきつさまではわかっていなかったんです。その大変さは、自分で唄い踊るようになってわかったことでした。
おじいちゃんおばあちゃんばかりの会場や、小学生や中学生のアイドルたちのイベントに混じって唄ったり(笑)。オートレース場を舞台にレースの合間に唄ったときは、耳にペンをさしたおじちゃん方が騒いでくれたこともありました。(NOE)
――ある程度のキャリアを積み重ねた方が「ゼロから始める」と言っても、過去に築きあげたプライドに心が邪魔されることはありませんでした??
NOE:歌に関してはそれまでまったく学んだ経験がなかったし、最初から「学ばせていただく」という姿勢だったこともあって、余計な意識に邪魔されることはなかったです。むしろ、あのままチヤホヤされる環境にいたら「今の“自分らしさ”を作れていたのか??」と考えちゃいます。
――NOEさんは、シンガーとして本当にいろんな場所で歌ってきていますよね。
NOE:ライブハウスやクラブで歌うのは当たり前ですが、わたしの場合、野外イベントへ参加し、唄うことも多いんです。それこそストリート・ライブやお祭り会場なども含めてね。
――そういう環境で歌っていると、観てくださる方々の層も幅広いんじゃないですか??
NOE:おじいちゃんおばあちゃんばかりの会場や、小学生や中学生のアイドルたちのイベントに混じって唄ったり(笑)。オートレース場を舞台にレースの合間に唄ったときは、耳にペンをさしたおじちゃん方が騒いでくれれば。ついこの間も、淡路島の市民会館で開催になった地元主催の音楽イベントに呼ばれて参加したんですけど。どういう場所で唄おうが、わたし自身が“想いを伝えよう”と発信して唄えば、そのエネルギーは、歌やステージングを通し、小さいお子さんだろうと、おじいちゃんおばあちゃんだろうが、しっかり伝わっていくし。そのステージを観てみんなが喜んでくれるんです。
――それ、嬉しい反応ですよね。
NOE:身体のみで表現するダンスと違い、歌は、音に乗せた言葉と声でリアルに想いを伝えていける。その表現手法を持てるのが歌だからこそ、わたしはシンガーとして唄っていく喜びや、歌を通して人と人とが繋がってゆくことに醍醐味を覚えているんだと思います。
――それを知ってしまったら……。
NOE:もう、歌の世界から離れられません!!
来年クロアチアへ足を運ぶことも決まったように、海外でわたしの存在を伝えていくのはもちろん、日本でも、もっともっとわたしの音楽やステージング、パフォーマンスを伝えながら、いろんな人たちとNOEの音楽を共有していけたらなと思っています。(NOE)
――今回、NOEさんが参加した「クロアチア・クリスマス・ナイト 2013」、何故クロアチアとの接点が生まれたのか?? とても興味があります。
NOE:ここは、CROATIA BUSINESS CENTREの荒川伸次さんに語っていただこうと思います。
荒川:僕自身は、クロアチア関係の仕事をしています。NOEさんとの接点は、NOEさんが所属しているプロダクションの方と僕自身が、NOEさんの件とは違う形での仕事を通した繋がりを持っていました。その関係から、NOEさんのステージを何度も観させていただけていたことが、NOEさんとクロアチアとの繋がりで言う最初の接点です。
クロアチアの若者たちって、けっこう日本の文化やファッションに強い興味を抱いているんです。とくに歌の分野での関心が強かったのがひとつ。別件で僕は今、クロアチアのシンガーを日本へ招聘し、コンサートを行うことも計画しています。その先方として予定しているのがELLA DVORNIKというガールズロック系のシンガーなんですけど。NOEさんもELLAさんも同世代であり、同じように歌やファッション面での共通項なども多かったこともあって、ぜひ、二人のシンガーが日本とクロアチアとの架け橋になるような活動へ広げていきたかった。そういう想いの中、NOEさん自身にもクロアチアの魅力を深く知っていただこうと、今回のイベントへの参加をお願いしたというわけなんです。
――NOEさん自身、クロアチアについての知識はどの程度持っていますか??
NOE:まずは、クロアチアが地球のどの辺にあるのか?? から学び始めました(笑)。クロアチアは、イタリアとアドリア海を挟んだ向かい側にある国。写真や映像を観たら、すっごく綺麗な景色ばかりなんです。世界遺産の風景を含め、きっとテレビで観ていたこともあったと思うんですけど。当時のわたしは、ヨーロッパの中の一風景程度に止めていたんでしょうね。それがもったいなかったなと言うか。
クロアチアって、街並みもすごく綺麗ですよね。海岸線に沿った街も多いせいか、わたしがクロアチアの景観を観て感じたのが、「魔女の宅急便」に出てくる海の見える街の風景そのまんまということでした。白い砂浜と青い海が長ーく続く海外線の美しさや、深い森の中へいきなり巨大な滝が現れる緑豊富な景観など、すごく魅了される場所が多いので、来年クロアチアへ行くのがとても楽しみなんです。
――えっ?! 来年チクロアチアへ行かれるんですか??
NOE:時期的にはまだちょっと先のことではあるんですけど。わたしが音楽文化を通した親善大使としてクロアチアへ足を運び、日本の文化を届けに行きます。
今回のステージでも、わたしはELLA DVORNIKの歌をクロアチア語でカヴァーさせていただいたんですけど。ELLAもわたしも世代が近く、同じガールズロックなスタイルで共通項も多いですし、お互いに刺激を与えあっていける関係になっていけたらと思っています。そして彼女とは音楽を通した交流も生まれそうなんです。わたしがクロアチアへ日本の文化を伝える役割を、ELLAが日本へクロアチアの文化を伝えてゆく役割をというように、互いの国を含めた交流も行っていけたら嬉しいですよね。
――来年のNOEさん、なんか素敵な活動がいろいろ待っていそうですね。
NOE:来年クロアチアへ足を運ぶことも決まったように、海外の人たちへわたしの存在を伝えていくのはもちろん、日本でも、もっともっとわたしの音楽やステージング、パフォーマンスを伝えながら、いろんな人たちとNOEの音楽を共有していけたらなと思っています。
それと、今回のステージでも身に付けたんですけど。ヨーロッパのデザイナーさんが手がけた"Galtiscopio"という時計ブランドの日本の代理店の方との繋がりの中から、わたしが、衣装のひとつとして"Galtiscopio"の時計を身に付けさせていただくことになりました。もちろん、普段から使ってるんですけど(笑)。この時計も今、すごいお気に入りなんです(笑)。
★NOEさんステージ着用モデル
ガルティスコピオ レパード/レパード2
・LG1RGS001BNLEOS ¥108,150(5%税込価格)
ケースの形状 ラウンドフェイス
風防素材 サファイアガラス
表示タイプ アナログ表示
バンド留金タイプ 尾錠
ケース素材 316ステンレススチール
ケースカラー ROSE GOLD
バンド素材・タイプ ハラコ(豹柄プリント)
バンド長 ユニセックス
バンドカラー BROWN
ベゼル素材 316ステンレススチール
Bezel function 固定式
Swarovski WHITE 45個
クリスタルモチーフ 木馬/CRYSTAL
本体重量 147 g
ムーブメント スイス製クォーツ
防水性能 3気圧防水
メーカー保証 1年間
生産国 スイス
Galtiscopio(ガルティスコピオ)が、もっとも愛されているアニマルプリント、豹柄を大胆に取り入れた Leopard(レパード)を創りました。
柔らかなアニマルプリントと Swarovski の組み合わせは、柔軟さと力強さという、相反する要素の完全なコントラストを生み、それはあなたに相応しい高級感とトレンド感を持ち合わせています。
日本総代理店 グローバルブランディング
http://galtiscopio.jp/leopard.html
★CD情報
1st mini album『MY WAY』
2013.8 RELEASE
全国CDショップ(取扱店)にて発売中!!
1.太陽の道
2.Crazy DA DA Dance
3.アイ
4.I’ll be there
5.My Way
6.太陽の道 feat. MIKI-LOW
<タワーレコードONLINE>
http://tower.jp/item/3283941
NOE公式HP:http://noe-web.com/
クロアチアビジネスセンター公式HP:http://www.japan-croatia.org/
文:長澤智典 撮影:永澤真奈/尾崎康元(asobist編集部)