見た目はウイスキーのボトルそのもの
ムコ殿が、新刊が出るたびに欠かさず買っているマンガ『バーテンダー』。「神のグラス」と呼ばれる至高のカクテルを作る天才バーテンダーを主人公に、1杯のカクテルから広がる人間ドラマが1〜2話完結で展開されます。明日も仕事がんばろう、人にやさしくしよう、と滋養効果の高い貴重な作品なのです。
その第16巻で、日本のウイスキーの原点ともいうべき「ニッカウヰスキー」誕生のエピソードが登場します。
ハイボールのヒットで、巷ではウイスキーブームの再来とか。そんな日本の老舗ウイスキーメーカーの1社、ニッカウヰスキーを興した竹鶴政孝さんと、彼が本場のスコットランドでの修行中に出会い、生涯をともにしたリタ夫人。2人が支え合いながら、北海道・余市で本物のウイスキーをめざした話と、結婚間近のあるカップルの話が巧みにクロスして、今回も読みごたえありました〜。
そこで登場したのが「アップルワイン」。 国産リンゴのワインにリンゴブランデーを加えて、さらにブランデー樽で熟成させた逸品です。調べてみると値段も1000円を切るくらいとお手ごろなので、さっそくお取り寄せしてみました。
キャップを閉めるとき
シャッシャッとこすれる音が懐かしい
ボトルのデザインも凝っています。
飾りたくなるシルエット
竹鶴さんはウイスキー作りの資金に充てるために、地元の農家からリンゴを仕入れてジュースやこのアップルワインをつくっていたとか。当時の社名を「大日本果実」といい、その略称がやがて「日果」=「ニッカ」となったそうです。
ニッカの歴史を語るにはリンゴとの関わりが外せないんですね。
とろりと濃厚な色と味。飲み口は甘めです
マンガとアップルワインのセットで
プレゼントにしてもよさそう
さて、やっと手に入れたアップルワイン。箱から出てきたボトルはマンガで描かれたそのままに、その形や刻まれたラインなどディティールにもこだわりが感じられます。ウイスキーのボトルのようにずっしりと重く、ニッカのマークが入ったスクリューキャップも懐かしいですね。
早速、ひと口。見た目同様にこれはこれは濃厚な果実酒で、ソーダで割って「アップルハイボール」にしたら止まらなくなりました。すごく雰囲気あるルックスのわりにお手頃で、プレゼントにもぴったりですね。
好きなマンガを肴にグラスを傾ける。至福の一杯に出会えて大成功の出会いでした。