1杯100円!年に一度のパラダイス――そばの日


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10月8日の朝、まだ寝起きでぼんやりしている私のところへメールが届きました。
「今日はそばの日、1杯100円!」
鹿児島には茅葺き屋根が目印の「吹上庵」というそば・うどん店があり、県下13店鋪のほか、系列店として「天ぷら左膳」や黒豚しゃぶしゃぶが人気の「いちにいさん」などを展開しています。ここが毎年「10月8日はそばの日」と銘打って、大盤振る舞いのイベントを行なうのですが、その知らせをそば好きの友人が送ってくれたのです。
それは行かねば!

その友人の車で向かったのは系列店「左膳」です。木曜昼の1時前だというのに「1時間ほどお待ちいただきます」というほどの混雑ぶり。店舗前のテントでは持ち帰り用のそばが販売されていたようですが、すでに完売していました。


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「左膳」のざるそば。
追加を頼むとつゆも薬味も新しいものを持ってきてくれる

30分ほど待つとカウンターに通されました。通常ならかけでも600円近いそばが100円です。まわりを見回すとかけとざるを一緒にオーダーする女性や、ざるの後にかけを追加する年配の男性など、皆さん食べる食べる!
私たちもまずはざるをオーダー、ここのそばは細くて上品な佇まいの更科そばなのですぐに食べ終わり1枚ずつざるを追加。友人はさらにかけを追加して……ふたりでしめて500円なり!

いや〜、食べた食べた! また来年も行かなきゃねと話しながら帰宅したのですが、夕暮れどきになるとなんだかまた、そばが気になり始めました。


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「吹上庵」のざるそば、こちらは田舎そば。
エビ天もいつもと変わらないボリューム

昼は更科だったしなあ。
「吹上庵」なら田舎そばだし、つゆも甘めでまた違うよなあ。
昼はざるだけだったから今度はかけを食べても良いかな……?

……
結局、今度は自宅からも近い天文館の「吹上庵」へ向かっていました(笑)。
午後7時前、こちらも家族連れなどで賑わっていましたが、ひとりということもありそれほど待たずに通されました。

かけ、ざるはもちろん100円ですが、近くのテーブルを見渡すとエビ天の乗った皿がちらほら。値段を聞くと1本100円というではないですか!
ということで、ざるを2枚とエビ天2本をしっかりいただいて400円の夕食となりました。


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天文館・ぴらもーるアーケードにある「吹上庵」

鹿児島県内は田舎そばが主流で、各地に大小様々な有名店があります。

またこの時期、地方に行くと白い花を咲かせたそば畑も目につき、そば好きの心をくすぐります。そばの日のイベントはそんな「そばの季節」が到来することを教えてくれるイベントと言えます。

さてさて来年は、どんな趣向の「そばの日」になるのでしょうか?