執筆者: こばやし まさこ

vol.39:野澤鯛損「釣りキチ三平」発「釣りバカ」経由のフィッシングメッセンジャー

春まだ浅い瀬戸内海の島で、年1度の海びとの集い「海辺の環境教育フォーラム」が開催された。フォーラムには、自然保護に携わる人、水族館関係者、教育現場の人など、名前の通り海の環境教育に関わる人々が参...

vol.38:久米たかし写真で伝える銭湯のぬくもり

東京の下町・谷中。道ばたの小さなお地蔵さんにお花がそえられている‐‐‐そんな町筋の小さなカフェで、谷中のおふろやさんを撮った写真展が開かれた。 その名も『谷中・初音湯』。 写真家・久米たかしさん...

vol.33:古瀬浩史「自然」と生きる、中年のび太

インタープリターという言葉をご存じだろうか。ひとことで言えば「自然の案内人」。 ただ、自然のなかの木や生き物などの名前を教えるだけでなく、その場所の生態系、そこに暮らす人との関わり、歴史など、さ...

vol.30:椎名勝巳バリアフリーな海の魅力を伝えたい!

静岡県伊東市に、赤沢漁港というスキューバダイビングのポイントがある。 もともと漁船を引き上げるための、なだらかなコンクリートスロープを利用して、ダイバーは海に入っていく。 ウエットスーツに身をつ...

vol.28:広田行正・千悦子海辺の家で開かれるふたり展

三浦半島の海沿いをバスで行き、秋谷というバス停で下ります。小さな谷を見下ろしながら急な坂をのぼっていくと、緑が色濃くなっていきます。すると、まもなく、こぢんまりとした民家が見えてきます。ここが広...

vol.27:田川 律ちょい悪オヤジの炊事ライブ

「男子厨房に入る」と銘打つ、いわゆる“男の料理”に胡散臭さを感じてきた。 吟味された食材でじっくり時間をかけて調理して、盛りつけの彩りもよく…。でも、片づけ...

vol.26:大谷高子平和を見つめる沖縄の語りべ

第二次世界大戦中、日本国内でただひとつ地上戦が行われた沖縄本島南部には、「ガマ」と呼ばれる自然洞窟がいくつもある。日本軍と住民の避難壕として使われたガマの中では、さまざまな悲劇がくり返されたという。平...

エコール

読んでから見るか、見てから読むか 小説の映画化は数々あれど、「あそこが違う。ここが変」とつい重箱のすみをつつきたくなります。ここで紹介するのは、重箱のすみが気にならない作品限定。あくまでも記者の目...

vol.22:大塚まさじ旅をしながら心の風景を歌う

私が大好きなアーティストを紹介したい。 その人は「唄の旅」を続けている大塚まさじさん。1960年代後半に産声をあげた日本のフォークソングは、さまざまな変容を続けつつ、70年代若い人々に圧倒的な...

嫌われ松子の一生

読んでから見るか、見てから読むか 小説の映画化は数々あれど、「あそこが違う。ここが変」とつい重箱のすみをつつきたくなります。ここで紹介するのは、重箱のすみが気にならない作品限定。あくまでも記者の目...

間宮兄弟

子ども時代はともかく、おとなになってもなかよしの兄弟というのは、あまり聞いたことがない。ひとつ屋根の下に住んでいても、ほとんど会話しない兄弟だってめずらしくない。「友人は選べるけれど兄弟は選べない...

vol.14:内藤 洋バンクーバー発!ネイチャー「あそびすと」

世の中には、二種類のタイプの人がいると思う。 好きなことをするために仕事をする人と、好きなことを仕事にする人だ。 長年の友人である内藤洋(ひろみ)さんは、絶対的に後者である。 大学卒業後、伊豆...