はいコチラ、酔っぱライ部
ハイチといえば夏の夜に聴いて楽しいメランゲ音楽なんかだけど、今回はそれではない。「配置」。劇場・ホールでの席の位置のこと。つねづね疑問に思っていることをちょっとだけ書かせてもらうことにしました。 ★...
その昔「映画館から出てくる客が映画に影響を受けている」とかいう描写がありました。それが高倉健や鶴田浩二主演の任侠映画だったりすると、耳に片手を当てて「不器用ですから」と言ってみたりするアレ(わからない...
先日、お江戸日本橋亭で開かれた「五六の會」という落語会へ行って参りました。これは柳家さん弥さん、柳家右太楼さんという二つ目さんの二人会で、それぞれがさん喬師匠・権太楼師匠お二人の五番目、六番目の弟子と...
関東エリアのInterFMで放送していた「バラカン・モーニング」が終わってしまったので、平日の朝にラジオをつけることはずいぶん減ってしまったけれど、日曜日になると朝から同局の放送を聴いている。9時から...
落語の噺の種類のひとつに「地噺」というのがあります。これは普通に物語を進めていく落語とはちょっと違って物語は語るものの、もっぱら状況説明にとどめ、語りは噺家自身のことや話しているその場の状況を主に進行...
しかし、やれ芝居だ、コンサートだ、落語だと出かけて帰りがけに一杯引っかけるという組み合わせ、どちらもすべからく「アタリ」というわけではなく、つまり「これはイカン」という、いわゆるひとつの「ハズレ」に当...
ここ数年、輸入のアナログ盤を買うと稀にジャケットの中に紙片が一枚入っていることがある。たいていは”Get Free Music!”などと大書してあって、下にアルファベットと数字...
ずいぶん前に手に入れたまま読んでいなかったオリジン社版の「歌舞伎ちょっといい話」(戸板康二・著 平成6年刊 現在は岩波現代文庫所収)をひと月かけて先日ようやく読み終わりました。これは随筆・小説家で演劇...
以前こちらでも書いた「テデスキ・トラックス・バンド」が渋谷公会堂で行なった日本最終公演に先週、行ってきました。 ほぼ定刻どおりに始まるやいなや空前絶後、丁々発止、茫然自失のライブに圧倒されたこれから長...
貧乏なんであります。いやなに「今夜炊く米がなくて米びつの中で蜘蛛が軽業してる(落語のネタです)」、とか「ひもじいが明日食べるものが買えない」とまでは至りませんが、まぁいずれにせよそう余裕はない、と。ご...
もう松の内も過ぎましたが、こちらでは本年初のお目もじ。皆様、あけましておめでとうございます。本年もドンゾよろしゅう。 しかし寒いですね。「温暖化」はどこへ行ったんでしょう。とはいえこうしたキリッとした...
先日、老親の住む実家を訪れたところ、母が「お前、歌舞伎好きなんでしょ、これいる?」と数冊の本を差し出しました。見るとそれは3冊の「歌舞伎筋書」、あの劇場で売っているプログラムです。けっこう高い(たしか...
ライブを観に行くに際して「これは如何なものか」と思われることがいくつかあって、そのひとつがいわゆるクラブで入場時に買わされるドリンク・チケット。若いころには「音楽聴きながら酒が呑める、酒が呑める、酒が...
先日高座で橘家圓太郎師匠の「一人酒盛」をうかがいました。圓太郎師匠はいま僕がもっとも好きな噺家さんの一人(この言い方、いつも引っかかるんですけどね)で、その日のプログラムに名前を見つけるとちょっとワク...
今このコラムを書いているのは10月初旬。朝・晩はひんやりとした空気に秋の匂いを感じるものの、日中の日差しは空気が澄んでいる分、強く感じられて汗ばむ日もある季節です。そんな早秋のとある朝。仕事場へ向かう...
というわけで、芝居を見物したり落語を聴いたりライブを見たら必ず呑みに行く、というのがこのコラムのテーマであるわけでありますが、実を言うと(や、言わずもがなですが)そのときの「何を食べる(呑む)か」とい...
歌舞伎に『魚屋宗五郎』という今でも年に一度は舞台にかかる人気の演目がある。「武家奉公に出た妹が殺された恨みを晴らすため、江戸っ子である兄・宗五郎が妹の無事を祈り、『願』をかけて断(た)っていた酒を食ら...
落語と音楽と酒が好きなイラストレーター、モリモト・パンジャでございます。こんにちより、この好きなことどもについての駄文を書かせていただける由、誠に光栄至極、今後ともおつきあい、そしてお見知りおきのほど...