VIVA ASOBIST

vol.29:津田忠彦京劇って、面白いんですよ

京劇にかかわって早くも20年になる。日中文化交流の一環として、代表を務めていた劇団世代の訪中公演が行われた1984年、訪中団団長としてさまざまなトラブル処理に追われ、睡眠時間2時間という過酷なスケジュ...

vol.28:広田行正・千悦子海辺の家で開かれるふたり展

三浦半島の海沿いをバスで行き、秋谷というバス停で下ります。小さな谷を見下ろしながら急な坂をのぼっていくと、緑が色濃くなっていきます。すると、まもなく、こぢんまりとした民家が見えてきます。ここが広...

vol.27:田川 律ちょい悪オヤジの炊事ライブ

「男子厨房に入る」と銘打つ、いわゆる“男の料理”に胡散臭さを感じてきた。 吟味された食材でじっくり時間をかけて調理して、盛りつけの彩りもよく…。でも、片づけ...

vol.26:大谷高子平和を見つめる沖縄の語りべ

第二次世界大戦中、日本国内でただひとつ地上戦が行われた沖縄本島南部には、「ガマ」と呼ばれる自然洞窟がいくつもある。日本軍と住民の避難壕として使われたガマの中では、さまざまな悲劇がくり返されたという。平...

vol.25:荒井眞理子とにかく、芝居が好き!

演じることが面白くて、役者でいられることを心の底から楽しんでいる女優がいる。本格的に映像の世界にデビューしたのは、50歳を過ぎてから。もちろん、主役というわけではないが、どんな役でもそれぞれの役...

vol.24:アデール・ルイーズ・ショウ日常のリアリティに息づくアート

移民と異文化、歴史とモダンが反りあうことなく、個々を十分に保つ街、サンフランシスコ。けれども、この街に存在するあらゆる混在は、「猥雑」ではなく「融合」という言葉のほうがしっくりとくるから不思議で...

vol.23:島袋博幸ちゅら海を願うウミンチュ

沖縄本島中部にある宜野座村。観光地ではないが、沖縄独特のゆったりとした味わいのある場所だ。そんな宜野座村の海辺に漢那漁港がある。 島袋博幸さんは、そこで育った生粋のウミンチュである。十代のころから父親...

vol.22:大塚まさじ旅をしながら心の風景を歌う

私が大好きなアーティストを紹介したい。 その人は「唄の旅」を続けている大塚まさじさん。1960年代後半に産声をあげた日本のフォークソングは、さまざまな変容を続けつつ、70年代若い人々に圧倒的な...

vol.21:丹羽知美ダーツDE親睦会!!今ではすっかり”リアルなお友だち”

大阪市内に大雨・雷・洪水注意報が発令されていた5月19日の夜、セレッソ大阪のホームスタジアムがある長居公園からほど近いダーツバー「Bar Milk Hall」に職業も年齢も異なる男女あわせて9人...

vol.20:幾代昌子大好きなスキーはちょっとお休みして

2月28日、講談社から発売された詩画集がある。『ゆめのあしおと』『あいのときめき』『おもいのことのは』という3冊。この詩画集をプロデュースしたのが、幾代昌子さんだ。昔懐かしい数々の詩に、ガブリエ...

vol.19:鈴木伸幸「山」への感謝と恩返し

「炊事・洗濯・裁縫、なんでも自分でやります。ほんと、家でも手のかからない亭主ですよ」 自分のことは自分で、が山男の原則と鈴木さんは笑う。 たとえばヤッケがほころんでいたとして、決して女房に頼んだ...

vol.18:飯田みどりシャンソンで自分をみつけた!

ある土曜日のお昼、レストランでシャンソンコンサートが開かれている。飯田みどりさんが舞台に上がった。ピアノの調べに体をゆだね、みどりさんはひと呼吸して歌い始めた。 曲は「待って」。ピタリ、恋の歌である。...

vol.17:柴田勝憲夢は軽トラ全国行脚。旅は「蜂つれ」花を求め。

埼玉県越谷市。いかにもだだっ広い関東平野を思わせる、見渡す限り広がる田畑の真ん中にポツンと梅の木に周りを囲まれた畑がある。養蜂家・柴田勝憲さんの畑だ。 畑の土手が一面、ホトケノザやオオイヌフグリ...

vol.16:生田康英カニつり名人の、ほんわか発明ストーリー

メカニカルに光るリール、レザー光線で彩られたデモンストレーション。大勢の釣りびとたちでにぎわうフィッシングショーの会場で、小さいけれどちょっと変わったブースが人目を引いていました。カニつり名人生...

vol.15:國分紘子けっこう行き当たりばったりなの

「九段界隈 桜みち」という、1年に1度、桜が咲き乱れる季節に発行される本がある。千鳥ヶ淵の桜に魅せられて、お祭り気分が大好きで、とうとう本まで出してしまったのが國分紘子さん。國分さんの事務所がある九段...

vol.14:内藤 洋バンクーバー発!ネイチャー「あそびすと」

世の中には、二種類のタイプの人がいると思う。 好きなことをするために仕事をする人と、好きなことを仕事にする人だ。 長年の友人である内藤洋(ひろみ)さんは、絶対的に後者である。 大学卒業後、伊豆...

vol.13:川崎淳与暮らし方ってとてもたいせつ

2月20日、おもちゃ展を開催しているギャルリーワッツに、川崎淳与さんを訪ねた。 川崎さんはギャルリーワッツの主である。おもちゃ展は2年をかけて企画・人選し、開催にこぎつけたという。 この日、原...

vol.12:AS YOU LIKE音楽が結ぶあそびすと仲間 青春、AGAIN!!

本番・ライブを終えて ひきこもごも 早いもので、昨年12月のライブ本番からもう2ヶ月ほども過ぎようとしている。年末の反省会、年明け新年会・初顔合わせ、2月のミーティング。ボチボチ集まったりして、...

vol.11:久田 恵私、ファンタスティックプロデューサーです。

久田恵さんといえば、ノンフィクションの第一人者。そのほかにも家族のことを書いたエッセイや、「なるほど」と思わせる人生相談のコメントなど、主に同世代の女性から圧倒的な支持を得ている。そんな久田さんに、新...

vol.10:揚野雅史「マイクスタンドが杖に変わってもやるで!」

自営隊?バンド?! ま、いっぺん聞いてみなはれ 京阪電車を古川橋で降りて徒歩1分。正月気分もすっかり抜けた1月 28 日の夜、駅前の喧騒から離れた一角にあるライブハウス《 AREA 51》に...