この日4回用意されていたツアーはすべて満席!東京都墨田区押上1丁目1-13。
Googleマップで見ても今はただの工事現場が広がっているようにしか見えません。
ところが、この場所こそ東京中の、いえいえ日本中の人がその完成を今か今かと楽しみにしている「東京スカイツリー」の所在地なんです。
これだけ話題になっている東京スカイツリー、じつムコ殿は一度も実物を目にしたことが(前に浅草に行ったときは夜だったので暗くて何も……)なかったのです。そんなムコ殿を見かねて奥さまが見つけてきてくれた「屋根なしバスで東京スカイツリー見学ツアー」に参加してきました。これで時代の目撃者になれる!
ツアー当日は見事な秋晴れ。東京上空にはスカイツリーの名前にぴったりの気持ちのいい青空が広がっていました。
集合場所の東京駅に向かうと、ありました、見事に屋根がないバス。このバス、乗客用の座席があるのは2階だけで50席ほどの座席が用意されているのですが、もちろんこの日も満席でした。
2階建てバスは2009年導入でまだピカピカ
日本橋の街のむこうに
いよいよ東京スカイツリーの姿が!東京駅を出発して、日本橋や浅草をドライブしながらスカイツリーをチラ見できるこのバスツアー。正味1時間ほどのドライブですがガイドさんも付いてくれて、街の歴史や説明をプチネタ満載でお話してくれます。知ってました? 「八重洲」の地名が徳川家康のブレーンだったオランダ人、ヤン・ヨーステンにちなんだものだって。
日本橋三越のライオン(誰にも見られずにまたがると願いが……という例の伝説も紹介してくれました)や浅草寺の雷門も、普段の目線とは違う高い位置から見下ろすと気分がいいものです。屋根なしバスならではの「高架下を頭がぶつかりそうなくらいスレスレでくぐる!」も体験できました。
この日のベストビュー!
標識が顔の近くを通るので
あらためてバスの高さを感じます
車内は終始、撮影大会。
ガイドさんの流暢なトークはさすがでしたそして、ついに日本橋のビルのすき間、はるか遠くに灯台のようなツリーの姿が! すぐに車内はデジカメ&携帯電話を手に撮影会が始まりました。ようやく出会えた日本記録更新中のその高さ、その美しさに、「天気がよくてホントよかった……」と心から感謝する雨男気味なムコ殿。
バスはスカイツリーの姿を追いかけるように進み、
バスの高さは3.8mあるので、
高架も首都高のゲートも頭上すれすれ「さて、次の交差点を曲がったところが、今回のツアーでスカイツリーが見えるベストスポットです!」のガイドさんの声でツアーはクライマックスに。
右折したバスが隅田川に架かる言問橋に差し掛かったところで、車内は「オーッ!」の歓声。どこまでも抜けるような青空をバックに、建設中の東京スカイツリーが大迫力で視界に飛び込んできたのです!
この日のスカイツリーは460mちょっとと、まだまだ成長途中。よく見ると、てっぺんに設置されたクレーンが鉄骨を吊り下げて運んでいました。大工事もいいところです。
完成してしまえば永久に同じ姿しか見ることができない東京スカイツリーですから、仕上がり前の姿に出会えるのは縁あってこそ。この幸運、味わえるのは今のうちです。