【魅力的な建物】大豪邸でワンコの誕生会

toku160622_01.jpgニューデリー市内にある獣医さんご夫婦は、私たち海外駐在者の強い味方。英語がバッチリだし、何度でもわかりやすく説明してくれます。特に雨期の頃など奇病にかかる愛犬たちにとって、いい獣医と巡り会うのは奇跡に近い事なのです。

ある日、彼らのワンコクッキーの9歳の誕生会をするからと招待されました。真夏日の8月にかなりドライバーが迷って迷って、遅れてたどり着きました。同じデリー市内でもまわりは農村のようなグリーンが多い場所です。

すると、映画に出て来そうな大豪邸が見えました。獣医のチョドリー宅かと思いきや、オーストリア人でファッションデザイナーをしていたエリザベスの借家なのだそうです。そして彼女はペットホテルをそこで開いています。ひとり住まいですが、ワンコ達は全て野犬を保護したので10頭くらいいました。

毎年のようにチョドリー夫妻がここを借りて大々的なワンコの誕生会をしていると聞きました。敷地がとてつもなく大きくて、庭師が5−6人で一生懸命仕事をしていました。母屋とペットホテルと2軒があり、内廊下で繋がっているのです。さらに人間用のプールと犬用のプールも2個も用意されています。

インド式に遅れて行くともうパーティたけなわ。ゲストは欧米人が圧倒的に多くて、一瞬どこの国にいるのだろうかと思うくらいです。インドではよく大豪邸では結婚式や大きなお祭りをしますが、こんなに大規模なパーティは初めてでした。色々な国籍のゲストたちにあうようにと、全てがイタリアンのビュッフェでした。何十種類もの食べ物やスイーツがいっぱい。お酒もソフトドリンクもたくさんあります。

エリザベスは祖国オーストリアには全く未練もなく、デリーには11年いると言っていました。そしてお父さんがスペイン人なので今後はやはりデザイン関係の仕事をするために、スペインへ犬をゾロゾロ連れて移り住むのだと決めたばかりと言いました。大きな庭を維持するためには庭師が大切だし、少々インド生活に疲れてきたのだそうです。

クライマックスはクッキーを中心にケーキカット。
皆で大きな声でハッピーバースデイと歌って拍手喝采。
我が愛犬インディも上手に犬かきをして散々プールで遊んでから大きな芝生の上で走り回って上機嫌でした。

これだけ人脈のある獣医さんも珍しいですが、色々な出会いがあってインド生活は面白くてたまりません。

素晴らしい豪邸とイベントに招待いただきありがとうございました。

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