【夏は市場】インド人もビックリ! 和食派激増の予感?

人づてに素晴らしい農場があると聞いて、駅の名前だけを頼りに探すこと1時間。あきらめかけたら、やっと農場にたどりつきました。畑に勤めている人懐こいアンキットさんが、さっそく案内してくれます。
「春菊? 小松菜? カイワレ? ニラ?」
驚くことに日本の野菜の名前が次々に出て、嬉しい悲鳴をあげました。

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元気が出そうな野菜を購入!
温室には日本の野菜が目白押し。日本食レストランの板前さんも買い付けに来るということです。春菊を始め,ニラに小松菜、カイワレ……白菜も植えていました。ここ、「ストロベリーファーム」はデリーに住む外国人に人気の農場で、30名の従業員が常時働いています。日本人の泊まり客が多い、ハイアットリージェンシーホテルの直営ということで、特に日本の野菜には力を入れて栽培しているのです。

もともとはホテル内の鉄板焼き店や中華レストランで出すために6年ほど前から春菊、水菜、ニラ、大根を栽培したという。評判を聞きつけて日本食の板前さんなどが買い付けに来ると、あっという間にデリー在住の日本人にも広まり、今では個人が市場感覚で買いに来ます。

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共同作業でニンニクの皮を剥く
最近ではインド人も白菜や春菊を食べ、豆腐はどんなスーパーでも見かけるようになり、健康食のみそ汁を好む人も増えています。
「カイワレはカレーの上に載せてそのまま食べてもおいしいよね」
と菜食主義のアンキットさんは言いました。そして奇麗なカイワレを選んで2箱ほど私に手渡ししてくれました。

「この袋にあるのは何?」と聞いてみれば大きな白いきのこでした。水で洗って食べさせてもらうと、ぴりっとした味で芯からしゃきっとなるような気がします。フライにしても美味しいきのこを多量に栽培していました。

「これからは日本人好みの大きな大根とか白菜を作って鍋物用に考えているんですよ」
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マネージャーのカーン氏が親切に説明してくれる
とは、なかなか日本通ではありませんか?
マネージャーのカーン氏は夏に50度近く気温が上昇するから、暑さに弱い日本の野菜のために、畑全体を覆うようなシェードで保護しているのだと教えてくれました。

日印の食文化の架け橋になっているストロベリーファーム。当分は通い続けることになりそうです。