「5打で上がってバーディですね」「え?」

先週末、ヨーロッパツアー選手とアジアツアー選手による対抗戦、「ザ・ロイヤルトロフィー」が行なわれていたプロゴルフ。日本からも石川遼選手、池田勇太選手、薗田峻輔選手が出場しており、中継を目にしたファンも多いことだろう。


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世界最長964ヤードのパー7
 

さて、このゴルフ。各ホールの距離によって上がりの基準打数である「パー」がそれぞれ設定されているのはごぞんじのとおり。短いパー3ならば3打で入れればパー、長いパー5を3打で入れたらイーグル、こんな具合である。
このパー××。テレビ中継されるような大会では3から5の3種類がおなじみだが……実はパー6やそれ以上も存在するのだ。距離が長いホールならばパーも増えるという単純な理屈であり、ゴルフ場の名物ホールとして存在していることがけっこうある。たとえば、女子プロゴルフの大会も行なわれる軽井沢72ゴルフ」の押立コース・18番ホールはパー6で設定されており、バックティーからは742ヤードとなっている(パー5でおおむね500ヤード台)。

軽井沢72だけでなく、パー6自体は日本各地も含めて各国のゴルフ場に存在しているのだが、ギネス・ワールド・レコーズ認定の世界記録はパー7。最長距離のホールとして認定されている964ヤードのそのホールは、「皐月ゴルフ倶楽部」の佐野コース・7番ホール。なんと世界最長距離のパー7は、日本の栃木県のゴルフ場、なのであった。