降水確率100%は大雨で間違いないのか?

前回に続いて気象のお話し。
毎朝毎朝、いや、毎朝だけでなく、いつも出掛けには気になる天気予報。次の週末には旅行なんて予定があると、週間予報に毎日のように注目してしまう人も多いはずだ。しかしまあ、朝に確認をする人には便利になりましたよね。テレビを点ければ必ずと言っていいほど隅に天気予報が流れていますしね。


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ある日の降水確率。 ほとんど降らなさそうですね

さてそんな天気予報にて発表されているのは、主に「天気」と「気温」、そして「降水確率」の3点。天気の移り変わりや、最高・最低気温の予報というのは、「傘持っていくか」とか「今日は長袖にしようかしら」などなど身近に気になると思うのだが、よくよく考えると降水確率というのはなにを予報しているのか。いや、もちろん"雨が降る確率"なのだが、どのような意味を持っているのだろうか。

降水確率は、気象庁の定義によると、『ある予報区(「東京」など)にて一定の時間内に1ミリメートル以上の雨(雪の場合は雪解け時で換算する)が降る確率を、一桁目を四捨五入にて0-100%で示したもの』となっている。確率は過去に雨となった気圧配置などの統計から導き出されたもので、30%ならば「予報区内で1ミリメートル以上の雨が統計上、100回中25–34回は降る」ということになる。
「降水確率100%」ともなると、土砂降りの雨が降りそうなイメージがあるが、あくまで1ミリメートル以上の雨が降る確率などで、降雨量とはリンクしていない。降水確率100%の小雨もあれば、降水確率30%の土砂降り(「夕立=土砂降りの恐れがある」などという場合の降水確率って30%が多い気がする)もある話、なのだ。