西穂高岳〜奥穂高岳縦走―ジャンダルムを越えて―

何度かスケジュールしたが、主に天気に恵まれずならなかった念願の西穂・奥穂縦走である。しかも山やり始めで、奥多摩ウロウロしてた頃「独りは危ないよ」と、決まって下山時には膝痛でのろのろ歩きになる私にさんざん付き合ってくれた友人・豆板醤と二人行。それでなくても張り切っちゃうね〜

9月13日新穂高温泉からロープウェイで西穂高口駅。そして西穂山荘へ。
順調に到着。コースタイムより早いじゃん!

datin130926_01.jpg 9月14日3:00起床、4:00出発。もちろんヘッドライト装着。

datin130926_02.jpg 6:30西穂高岳山頂2909m。極めて順調。予定より1時間ショートで到着。

datin130926_03.jpg まあ、西穂山荘から奥穂高岳までは、ともかく鬼のようにアップダウンが激多。越えては下り、越えては下り。小さな頂も入れれば35だかのピークが連なっているとか。

datin130926_04.jpg ずいぶん痩せた「馬の背」…

datin130926_05.jpg ロバの耳の下りには肝を冷やした。とにかく過激なアップダウンの連続だった。
「それで早いんですね」
抜いたり抜かれたりの成年が言った。我々が「岩をやる」話をしたら「なぜ引き離せないか納得した」と。豆板醤と「クライミング、やっててよかったね」と話した。
最後にはその青年も視野から消えた。最初はじゃんじゃん歩けていていた我々だったが、なにせ長い道のり。つれて緊張の岩稜帯歩き。後半戦は疲れが出て、足並みはガタガタと落ちた。
奥穂高岳山頂着14:00
そこから肩の小屋までたっぷり30分はかかった。つまりコースタイムはオーバーしたが、何よりも無事に小屋に入れたことを、二人して喜んだ。

翌日は朝から雨。朝食しても止むどころか、むしろ時折どしゃ降りな降りよう。
「これじゃ、とてもじゃないが槍までは足、延ばせないね」
など言ってみる。天気だっても、行くことを選べたかどうかは、さてどーだかねー?!

この数年、ガイド山行ばかりだったから、友との登りは新鮮だった。岩くれに腰かけて水分補給したり行動食を摂ったりしながら、昔の山行の話しをしたりした。しんどかったけど、とても楽しい山行だった。
また、どっか行こうね。豆板醤!!!

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