人工登攀トレーニング@小川山

8月30日、小川山左岸スラブ奥の八幡沢左で人工登攀の練習。
8月2日の瑞牆山トムソーヤの冒険でえらい目に遭って深く反省したと同時に、目の前にまた今までとは違う新しい世界が広がる期待感で胸が膨らむ思いで、張り切って参加。
10月予定の山行ハイライト、奥穂高屏風岩雲稜ルートと瑞牆山オオヤスリ岩に向けての特訓であり、いわばその両者に参加可能かどうかの「検定試験」でもある。

datin130909_01.jpg 左ルート、いきなりの垂壁。小さなハングを越えれば壁はそこそこ寝てくる。が長いルートで、しかも中にピンの間が遠かったりする。なかなかタフ!
不思議なことに、瑞牆経験が生きているのか、さほどヒーヒーもなく、冷静に対処できる自分発見!ま、ゲレンデってこともあるでしょがね。

datin130909_02.jpg datin130909_03.jpg datin130909_04.jpg ほんとは右ルートの下部だけを一番先にやり、次に左の出だし垂壁、長ルートをやり、最後に右の下部上部継続のショートマルチにトライしたかったんだが、やはりどの人も1本1本あたりにそこそこの時間を要するので、ポカンと待ってるのも面倒なので、「どんどん行っちゃえ、行っちゃえ」と進めたもんだから、最初に左の取り付き垂壁、おまけに長いのをやり、右の下部だけをすっ飛ばして、右ショートマルチをやる羽目になった。

これが、結果的には功をなした。先に垂壁を登ったもんだから、右下部の比較的寝ているところが苦にならない。徐々に要領もよくなってきて掛け替え、乗り換えもだんだん早くなる。2P目の出だしの何手か、垂壁も淡々とできる。いいね、いいね。

datin130909_05.jpg datin130909_06.jpg ってなことで、なんとか「及第点」をもらい、奥穂高の屏風岩に行くことになった。
メデタシ!
と喜ぶのはまだ早い!
アプローチがーッ!
そして終了点から山頂までがーッ!
下山も長いぞーッ!
ああ、ほんと、何が欲しいって、タフが欲しい…

全ての人がショートマルチを終え、片付けて降りにかかるころは、辺りは真っ暗々の暗!ガレ場に肝を冷やしたことだった。
頑張った後の岩根山荘晩めし、旨いやね〜
生ビール、ぶはーッ!とかさーッ!!

翌9月1日は小川山でゲレンデクライミング

datin130909_07.jpg 楽しかった〜
最高だね〜!!

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