新春・新人もいたよ八ヶ岳新春アイシングショ(ショーじゃないけどさ)

休みのたんびに「山」である。今になって運動部の部活やってる中学生みたいで、自分が可笑しい。

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【12月30日】
赤岳鉱泉に入った。到着後お昼したらアイスキャンデー。
*登っているのはドイツからやってきて在日3年目・のエマさん。アイスクライミング、初体験だが、グイグイ行っちゃう。
28歳かー、若いな~

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【12月31日】
ジョウゴ沢、アイスクライミング。F1とF2で練習。 美しい氷の世界だ。
*登っているのは飯島ガイド。ビレイヤーはシンタロさん。


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今少し氷の張りが薄い個所は岩肌を水が流れているのが透けて見える。
アックス打ったり、アイゼンで蹴ったりしないように避けて登る。
氷が割れて水が飛び出したりしたら、それこそ大変!


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さびー!!!
日の当たらない沢筋は、それでなくても寒い。まあ、あまり風がない分、今日は幾分、ましかもしれない。
*下から登っているシンタロさんをビレイする飯島G


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午後からはやっぱり、アイスキャンデー。鉱泉の前はテント場。エマさんもシンタロウさんもテン泊。
「そりゃあ、寒いっすよ」だよね〜


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ビーフシチュー&ポトフ…etc 旨し!!


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夕食後しばしの後、鉱泉大晦日恒例イベント「ビンゴ大会」。
アイスバイルだのシュラフ、一流どころのウェアだの、結構な景品もあったりして。参加者は大盛り上がり。

しかしまあ、くじ運ワリイわ、やっぱ。
しゅん……


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【2012年元旦】
赤岳。
若者・シンタロウさんとアスリート・タケちゃん&本郷さんは南方リッジ。
アタシとフクちゃんクミちゃん&飯島さんはノーマルルート。
*赤岳山頂手前のコルから中岳を望む。


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画像大をご覧あれ。南方リッジに向かう3人が豆粒のように見える(相当ズームしているから、おわかりいただけよう)。


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赤岳山頂。
ノーマルルートを上がったアタシたちと数分の差でカベクライミング組が登頂。
恐るべし28歳! 恐るべしアスリート!!


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鉱泉に戻ってお昼した後は、やっぱりキャンデー。
*登っているのは本郷さん


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おついたちの夕食は一段とゴージャス!
陶板焼きのビーフステーキと、なんと本たらば蟹!!
なんでカニを目の前にすると、皆無口になっちゃうんですかね。

【1月2日】
朝、めちゃ曇り。
鉱泉上のヘリ場ちょい先の斜面で雪訓。昼過ぎには行者小屋へ入った。
お昼してたら、そのうち降り出した雪は時間経過でどんどん激しくなり、風もビュービューで吹雪状態。展望荘へ向かわなくてよかった?

【1月3日】
打って変わって上天気。阿弥陀の北陵へ。
岩までのアプローチが案外長いしキツイ。膝までの雪。めちゃめちゃ急斜面。
「なんで、こんあことせなアカンにゃろ」、「そこまで自罰的にならんならんほど原罪を負った存在なのか、自分?」
ついネガティブになる。
それをしり目に元7種競技の選手だったタケちゃんがヒョウヒョイと駆け上がっていく。
脅威!!


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取り付きに到着し、こんな岩場を登り……


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こんな景色を目にすれば、さっきのネガティブはどこへやら。ケロリ雲散霧消。
なんてキレイ!
来てよかった〜!!!


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登頂!
目の前に赤岳の雄姿!!
またとない快晴で、山頂荘も展望荘もくっきり見える。
素晴らしい!!!


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頭を巡らせば、富士! なんという優美かつ幻想的!!

大感動!!!
ヒーヒー言おうが愚痴ろうが、辛かろうが悲しかろうが、何もかもが「生きててよかった!」の感謝に代わる一瞬。
ま、現金精算ですよ。 はい。スマセン!

実は出かける時点から体調がイマイチだった。胃のあたりが時折「キリーッ!」と差し込む。「駄目なら鉱泉でズルズルしてりゃいいや」ってんで、腹と腰にホカロン貼って、おっかなびっくりだったんだが、ホカロンが効いたんだが「正月だから」を言い訳の夜な夜なのアルコール消毒がよかったんだか、帰るころには「キリーッ!」ってのを忘れてた。

ってな、八ヶ岳、雪三昧、アイス三昧な暮れ&新春だったことよ。