「3回以上は富士山に!」と言われている。6月12日・13日の山行は直前に歯茎を腫らしドタキャン。6月17日・18日は天候に阻まれ8合目で撤退だから、最低でもあと2回は登らないと!な勢いで豆板醤と富士登山に出かけた。
【7月3日】
新宿9:40発の高速バスだと12:05にはもう、河口湖スバルライン終点・富士山5合目に立つことができる。お昼にソバを食べ、あんまり芳しくない天気を気にしつつ歩き始めた。12:35
山開き前に8合目まで登った時とは大違い。まだ開山間もないといってもかなりの登山者が見上げても、見下ろしても引きも切らずゾロゾロ。最盛期の数珠つなぎ状態が容易に想像される。
「この辺から雪渓が見えたっけ?!」
たった半月前には山道の両側に時折目にした雪渓が姿を消していたり、小さくなっていたり。季節の推移なんですね~
歩き始めて間もなく、案の定のガスガスでもやもや白白の中をともかく上へ上へ。
対マッターホルンの高度順応と脚力・体力強化のためのレーニングなのだから、何はともあれ、それなりに精一杯最速でガツガツ歩く。
6合目半ぐらいでついにシトシト降り出した雨は、7合目の最初の小屋で(トモエ館?)あたりでいよいよな降りになり、雨具装着。本日泊まりの7合目最後の小屋「鳥居荘」にはずぶ濡れのヨレヨレで到着。14:40
イロリにあたりながら濡れたものを乾かしたりコーヒーを飲んだりしていると、金剛杖に焼印打ち所望の登山者が何人も小屋の戸を開ける。うちに晩ご飯になり、そのうち外は暗くもなり、けれど雨は降り止むどころか、ますます激しくなる一方。なのに小屋の外のベンチで休憩したり、歩いて通る登山者の話し声は途切れることもない。
「おかしな山だね~」
「起きてから考えよう」
一応、翌早朝3時起床、4時出発の予定で9時前には就寝。夜っぴいて歩く登山者の声で何度も目が覚めた。フツウの感覚ではあり得ない現象。けれど「富士山ではいつもどおり」なんだって。
さすが富士山?!
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