モンブラン&マッターホルン!8月15日成田発!!

ドキドキが止まらない-1

7月に入って、だんだん気もそぞろになってきたとは感じていたが、それどころじゃないわ!
モンブラン&マッターホルン登山ツアーをコディネートしてくれるツアー会社:アドベンチャーガイズからツアーと保険の「申込書」の書式と日程概略、装備一覧などが送られてきた。
記入しているうちにドキドキしてきた。

「ドキドキ」の原因は主に2項。第一には体力&スキルがとても、要求に応じた到達度を満足するところに至っていないということ。5月に入って熾烈を増してきたトレーニング山行に思わず弱音を吐いてしまった。「もう何もかも止めてしまえ!」とさえ諦めた。



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栂海新道5月26日〜29日
乗鞍、小連華を経て雪倉避難小屋へは到着するも、天候に阻まれ停滞。
28日栂池高原下山。親不知ずへは車で回って、蟹尽くしに舌鼓

気持ち新たに再スタートを切った6月。「やっぱりダメ」と「いけるかも」がサンドイッチ。つまり、強くなるためには歩くより他に得策はなく、だからかなり山行頻度を上げて歩いていたのだが、今度は疲労が蓄積して疲弊した身体がいうことを聞かなくなった。歩き出しからもう、乳酸が溜まっているようで身体が重い。すっかり体内の電解質バランスが崩れてしまい、下山後体のむくみがなかなか取れない。しまいに膀胱炎になってしまった。



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2011/06/08表妙義縦走


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2011/06/12飯士山・負欠スラブ

山行のない休みは当然、寝て過ごす。とにかく体を平たく横たえて時を過ごす。TVでも眺めているつもりが気が付くと眠っている。飲まず食わずではまずかろうと、出かけるのも邪魔くさいから冷蔵庫の中のあり合わせでちゃちゃとこしらえて、腹に入れればまた眠くなる。寝るとなぜかしこたま汗をかく。クサクサするから風呂にでも入る。上がると、どっと疲れて眠りこける。終日てれんこてれんこ眠っていても、晩飯らしきを摂取するともう、たまらず眠くなる。


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2011/06/18?19剣岳平蔵谷から山頂

おかしなことに一旦壊れかかって寝倒すと次の山行が案外、そこそこ歩けたりする。
だが、「そこそこ」はあくまでも「そこそこ」で行って帰って5、6、7時間範囲なら立派に?そこそこなんだが、往路6時間、復路5時間となると、よしんば往路6時間をなんとか「そこそこ」でやれても、復路でガクンと落ちる。
6月18日からの剣岳平蔵谷は朝3時発で夕方4時近くまで。13時間歩行だった。しかも最後の最後まで登り返しがあって、もう、生きた心地も失うほどに疲弊した。室堂発の最終トロリーに間に合いそうもなく、雷鳥荘で余分に1泊した。

7月2日からの剣岳早月尾根では早月小屋までの5時間半の後半がキツかった。小屋からの登頂まあでの4時間余は「そこそこ」行けたが、下山の8時間は最後はあられもなくヨレヨレだった。平蔵谷も早月も下山後3日ほど平たいところを歩くにも腿が痛んだ。

まだ対モンブラン、マッターホルンいずれにも対応能力は50パーセントにも達していない。天気が良かったとしても登頂できる可能性は希薄と言わざるを得ない。だいち、モンブランはバレ・ブランシュ、マッターホルンはブライトホルンのテスト山行に落ちるかもしれない。
やだやだ〜!!!
落ちたくないよ〜!!!
ああ、ドキドキ〜!!!


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2011/07/02 剣岳早月小屋2階の窓から

ドキドキが止まらない-2
今夏のヨーロッパ山行、本郷チームは皆、マッターホルン登頂を目指している。私以外は全員、一昨年モンブラン登頂を果たしているのだ。
つまり…
モンブラン挑戦は私独りなのだ。8月15日、成田からEK航空で飛ぶのも独り。ドバイで乗り換えてチューリッヒへ飛び、鉄道でベルン、ウィスプ、マルティーと乗り換えてシャモニーへも独り。乗継、乗り換えで間違ったらどうしよう。シャモニー駅からホテルまで、ちゃんと行けるかしらん。ああ、緊張する!

8月17日の終日自由行動ったって、独りじゃその辺ウロウロするのもつまんないな!18日のテスト山行:バレ・ブランシュ、ガイドさんと1対1らしい。現地ガイドはどんな人かな?いい人だといいな!
タフネスより何より、そのストレスに押しつぶされそうな、こんな軟弱者だったかアタシ〜!!!
ああ、ドキドキ〜!!!

モンブラン山行を終えたら「鉄道を乗り継ぎツェルマットへ」だって。ダイジョブかな?独りで。ツェルマットで本郷チームと合流したら、もうそれだけで、嬉しさ余って泣いてしまいそうだよー!!!

*モンブラン&マッターホルン山行日程

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