4月2日
迎えにきてくれたMさんと出発した時はまだ、雨飾山登山の予定だった。高速に乗る手前辺りで行く先変更になった。なんでも雨飾山は雪が多くて、登山口まで車では入れないということらしかった。
宿は「休暇村妙高」。
3時手前には宿に入り、たっぷり1時間は温泉に浸かり。お腹パンパラパンになるほど料理&お酒をいただき、ノートパソコン持参できたにもかかわらず、部屋の戻ったら即行、寝てしまった。
4月3日
ゴンドラの始運転は8時半。早出には及ばず、ゆっくり朝食してから出発。人気のスキー場は若者で賑わっている。春休みとあって小学生の一群も見受けられる。ワイワイ軍団がまたステキな滑りっぷり!!
ゴンドラの終点から歩き出す。スキーヤーもボーダーもゴンドラを降りたら滑降していくのだが我々はそこからさらに上を目指す。曇り気味だったのが、時間経過で晴れていく。
途中でスキーを履いた2人組みが登っていくのに追いつく。バックカントリースキーのために設定されたなだらかな雪面をワカンをつけて上り詰めると今度は不規則な登りになる。
高度が上がるに連れ、振り返れば眼下は大パノラマ。遠く野尻湖の周辺までくっきり見晴るかせる。
前山頂上着11:30。もう少し本峰側に降りたところで休憩する。
妙高山は「馬蹄形をした爆発カルデラの外輪山と、中央火口丘となる最高峰の溶岩ドームから構成される火山。活火山のランクCに指定されている」(ウィキペディアより)。つまりその外輪山の頂には立ったことになる。
「登るのに最低3時間、戻ってくるのに2時間はかかるな」
目の前の妙高本峰を見やって本郷さんが言う。前山の端から急にグンと険しくいったん降り、鋭いナイフリッジを渡りさらにリッジが上へ連なり、やがて頂へ向かう稜線へと続いている。雪を抱いた頂は快晴の青空に映えて清清しい。越後富士の異名の通り美しい山容だ。
「ここでテント張れば、十分登れるよ」
標高2454mとはいえ、なかなかに手ごわい。
向かい側の山斜面から黄味を帯びた煙が2、3筋、立ち上っている。雪斜面も黄色くなっている。
「地獄谷だよ」
当然なのだが「ほんとに火山なのね〜」と思い知る。
それにしても…
やっぱり最初から最後までゼーハーには違いなく、汗だくではあったが、さほど同行のMさんや本郷さんをお待たせすることもなく登って降りられた。「少しは進歩したのかな」と喜んだが、後で本郷さんのブログをみたら、相当ひどく腰を痛めて出がけにも痛み止めの注射をしてきたのだということらしかった。
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