「The門松」なお姿。大きい門松を見るとふとテンション上がりませんか
(セルリアンタワーオフィス棟入口にて)
先週はクリスマス特集ですよ、なんてやってみましたが、いざ25日が終わってみたら一気に和風な年末モードに突入するのが我が国ニッポンのいいところ。なんたって“八百万(やおろず)の神”が棲んでいるわけですから。いきなり耶蘇教から神道式に初詣なんてケシカラン、などと言うのはヤボってもんでございますよ。
てなわけでプラプラと街を歩いてみますと……。
玄関先に飾り付ける門松やしめ縄を売る屋台が出ておりました。これを見つけますとすっかり年末という感じがいたしますな。場所は国道246号の歩道橋を渡った『あおい書店』の隣。下町の商店街なんかに出そうなイメージですが、桜丘でもまだ都会色の強いエリアなあたり、門松・しめ縄ってのはまだまだ日本に根付いている習慣なんですねえ。
そもそも門松というのは、松を代表する“木の梢”に神様が宿るとされたことから、お正月に神を招くために飾られるようになったもので、室町時代にはすでに習慣化されていたのだとか。松と竹をあしらっている姿が一般的だが、地方によってはあしらい方が違ったり、松を使用しなかったりする場合がある。
ちょっと簡易的ですが、こちらも立派な門松
(セルリアンタワーホテル入口にて)
竹を使った生け花もお正月らしい一品
(セルリアンタワーホテルフロントにて)
こういう習慣でよく言われる飾っておく期間としては、12月13日以降に松を収穫する「松迎え」をすることから、その13日から28日に設置をするのが一般的。最近はクリスマスリースを飾る家庭も多いことから、その間は“同居”させないところも多いらしい(笑)。故、26日あたりから徐々に設置されていくことが多いが、29日になってしまうと「二重苦(にじゅうく)」、31日の大晦日は「一夜飾り」などということで縁起がよろしくない。なので28日までに飾ってしまうのがベターである。
取り外すのはよくいう「松の内」の最後である7日が一般的だが、地方によっては「小正月」の15日まで、なんて違いも。
……そんなことを思いながら桜丘の坂を上がり切った反対側、住宅地のエリアを歩いてみましたが、なかなか門松を飾っているおうちってないねえ(笑)。もっといっぱい見られると思いましたが。
こちらを読んでくれているみなさんにしても、小さいころは両親やらおじいちゃんおばあちゃんが飾っていたけれどもいまは……なんて人も多いかもしれませんな。扱っている屋台って渋谷にもあるくらいだから、家の近所にもありますよ。今年は飾り付けてニッポンの年越しはいかがかな?
それではすでに新年を迎えちゃっているような下の写真とともに、よいお年を!
すでに春を迎えちゃっております。
よいお年を!
(セルリアンタワーオフィス棟ロビーにて)