夏限定! 超貴重な桜丘の○○○○とかき氷のコラボレーション!!

7月下旬に妙に涼しい時期があったからなのかどうなのか、お盆を過ぎても熱風が吹き抜けている我らが桜丘。つい口を突いて出てしまう「暑い……」という言葉とともに、また新たな“出会い”、そして涼も求めつつさまよっていると、以前登場した『アジアンハーブス 渋谷店』とJR線路の合間にまさに“涼”、この時期おなじみの「氷」の旗が見えてきた。

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いわゆるライトバンなこのお店、はて、少し前までは別の食べ物屋さんだったような……と思うが早いか「いらっしゃいませー!」と迎えてくれたのは店員の佐藤麗奈さん。あれ、こちらはずっと前からかき氷屋さんでしたっけ?

「いえいえ、かき氷ですから夏に入ってからオープンしました、夏限定のお店ですよ。基本5種類のシロップにミルクやアズキをトッピングできますので」

ほほう、それでは抹茶にミルクとアズキで「宇治金時」を……ってこれで300円。お安く夏の風物詩をいただきましょうかと思ったら、また別にかけているソレ、なんですかね?

「よくぞお気づきになりました。スプーン一杯のサービスなんですが、これ、桜丘のビルの屋上で12万匹飼育しているミツバチのハチミツです。『渋谷328(=ミツバチ)プロジェクト』という活動なんですよ」

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そう、なんと実はいま桜丘には12万匹のミツバチが生息しているのである。町内のビルの屋上には四個の巣箱があり、今年3月8日(「ミツバチの日」です、この日)のプロジェクト開始後、すでに約100キロが採蜜されている……と書くとこの量、とても多いように感じますが、ミツバチ一匹の寿命約40日で集められる量はわずかティースプーン一杯(!)。つまりかき氷にかけてもらえるハチミツはミツバチ一匹分になるわけで、100キロあってもかなり貴重な物なのです。

それでは「宇治金時with桜丘のハチミツ」をいただいてみますと……抹茶でもミルクでもアズキとはまた別の上品な甘さ、これがハチミツさんですね。しかもその甘さが邪魔をせず、氷も抹茶もアズキの味も引き立たせているのは総天然物ならではの力。これはおいしゅうございました。

「ありがとうございます(ニッコリ)。夏場の限定、また雨の日はお休みになりますが、暑いときにはぜひ召し上がりにいらしてください」

あ、ところでこちらってなんてお名前なんですかね。それと秋以降は……?

「えっ? そうですねえ……これまで誰も名前、考えていななかったです(笑)。なので適当に……そうですねえ、じゃあ“桜丘のかき氷屋”で(笑)。秋からは……またなにか『渋谷328プロジェクト』でやると思いますので、それはまたお知らせできればと思います、はい」

えー、それでは残されたこの夏、“桜丘のかき氷屋”をどうぞよろしくお願いいたします。あ、健康的な佐藤さんの笑顔にも注目ですよ(笑)。
どうもお邪魔いたしました!

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Q・あなたにとって桜丘とは?
「『この夏みんなでかき氷を食べよう』という場所ですね(笑)」

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シックなワンボックスですがこれがなかなか存在感、あるんですね。左手には座って 食べられるテーブルもありますよ

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注文すると佐藤さんが手際よく削ってくれます。シャリシャリシャリ……という音に 夏を感じますねえ。そして最後にハチミツもトロッと

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かき氷といえばやはりイチゴでしょう! ミルクかけたい衝動も抑えられませんね、 これは

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ブルーハワイっていつごろからお目見えしたんでしょうね。それはともかくブルーが 涼しさを運びますね。ナイスネーミング!

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こちらが貴重な桜丘のハチミツ。蜜源がラズベリーやブラックベリー、ワイルドフラワーと違うのにも注目

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こちらドーンと5種類のラインナップ。左の3個は上から時計回りにシークワーサー、 キャラメルに抹茶。シークワーサーは珍しいですよね。さ、夏中にコンプリートだ!



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【今回の桜な人々】
“桜丘のかき氷屋”
佐藤 麗奈さん

〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町3-1(マップ

ホームページ(ブログ)
http://ameblo.jp/shibuya-328/