復讐が、その男のすべてだった――
闇の友が囁く――復讐の道を進めと。
その終わり無き荒野へと続く道を。
遠い昔。
ようやくひとつの政権で統治され始めた島国・鳳来(ほうらい)の国にまつわる物語。無実の罪で監獄島に幽閉された《伊達土門》(だてのどもん)。10年の歳月が流れてもなお、濡れ衣を着せた者たちへの復讐を生きる糧にしている。監獄島の奥深くに捕らえられていた《サジと名乗る男》の力を得て脱獄、復讐への道を着実に歩む土門の前に立ちはだかったのは、かつて将来を誓った女、《美古都》(みこと)だった――。
土門の復讐は果たされるのか――
サジと名乗る男は一体何者なのか――
美古都の心の奥底に秘めた想いとは――
圧倒的な動員数を誇り、エンターテインメント界のトップを走る『劇団☆新感線』の人気舞台、『蛮幽鬼』がついに映像化。
キャストはもちろん舞台そのまま。
友の無念を晴らすことに命を掛ける復讐の鬼、伊達土門に「上川隆也」。
土門への愛を秘めながら国を立て直そうとする妃、美古都に「稲森いずみ」、
美古都への忠誠心に生きる舞の名手であり剣の達人、刀衣(とうい)に「早乙女太一」。
そして、解放の引替えに土門の復讐への協力を誓った謎の殺し屋、サジと名乗る男に「堺雅人」。
さらに看板女優である「高田聖子」をはじめ、「粟根まこと」など新感線勢ももちろんの大活躍だ。
★そんな衝撃作の完成披露試写会に上川隆也、稲森いずみ、早乙女太一、そして脚本の中島かずき氏が登場したぞ!
お待ちかねの舞台挨拶、前半なぜか上川隆也の“汗かき話”に話題が集中。
陸一心(『大地の子』、山内一豊(『功名が辻』)は想像以上の汗っかきのようでして……。
「汗をどんなにかいてもすごく爽やかなんです」(稲森いずみ)
「上川さんの汗が尋常じゃないので、脚本を書いた立場として申し訳ないです」(中島かずき)
「上川さんに比べると、全然かいていないですけど…」(早乙女太一)
当事者となってしまった上川さん、しまいには「これは汗を見る映画じゃないので…」と話題を切り替えておりました(笑)。
なお、上川は共演者の二人に対して「稲森さんは、ある日を境に急に役柄になった」と、おお、汗はかいても爽やかな切り返し。
続いて「太一は殺陣を1回見ただけですぐに覚えて、僕に合わせてくれた」と絶賛。
「上川さんはパワーの塊で、凄いパワーをもらった」とは、さすが舞台の子、早乙女太一。素早いアドリブ(?)でした。
「映画ではテーブルにちゃんと料理が乗っているとか、メイクのディテールとか、細部を楽しんでほしい」(上川)。舞台を映像化した“ゲキ×シネ”らしく、途中に休憩もある約3時間。
ドラマはもちろん、テーブル回り(笑)にも注目だ。
ゲキ×シネ『蛮幽鬼』(ばんゆうき)
作・脚本:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:上川隆也/稲森いずみ/早乙女太一/堺雅人/橋本じゅん/高田聖子/粟根まこと/山内圭哉/山本亨/千葉哲也
公開:10月2日(土) 全国上映スタート!
公式サイト:http://www.banyuki.com
公式ブログ:http://gxcblog.exblog.jp