昨年結成40周年を迎えたTHE ALFEEを追ったドキュメンタリー映画『THE ALFEE 40th Anniversary Film THE LAST GENESIS 〜40年の軌跡と奇跡〜』。2月21日(土)の全国公開に先がけ、公開前日の20日(金)、THE ALFEEには縁の深い「東京ベイエリア」の映画館、「お台場シネマメディアージュ」にて、THE ALFEEのメンバー、桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦が登場しての舞台挨拶付き先行プレミア上映会が開催された。
40周年という節目の年を乗り切り、新たな地平へと歩み続ける THE ALFEEにとって、このドキュメンタリー映画の意味するところは? これからの音楽活動への意気込みは? 決して終わることのないTHE ALFEE。スクリーンにも映しだされたファンとメンバーとの固い絆。舞台挨拶を通して、このドキュメンタリーの、そして THE ALFEEの魅力が明らかになった!
――大歓声の中、メンバーが登場。フリートークが始まった。
坂崎:今日はお忙しい中、集まっていただきありがとうございます(会場から割れんばかりの拍手)。
高見沢:この映画は不思議な映画でして、1回観ただけではよくわからない……(会場笑)。
桜井:ははは!!
坂崎:わかんない?
高見沢:最低でも3回以上観るとですね、あ〜あそこにあんなものが……。今回、初映画ですよ!
坂崎:ねっ! 40年目にして!!
高見沢:初公開のリハーサルシーンもあります。
桜井:ちょっと見せられないね〜。
坂崎:ちょっとね〜。でも、見せちゃったんでしょ。
桜井:見せちゃったんだよ。かっこわる〜い格好してるんだよね。
坂崎:そうそう。なんかジャージで……。
桜井:ダサイ格好でね。撮らないでって、いつもいってたけど出ちゃった(会場笑)。
坂崎:スタジオのリハーサルも、レコーディングも入ってます。
桜井:一生懸命やってたよね。
高見沢:そりゃ一生懸命よるよ!!
坂崎:ミュージシャンぽかったよ(笑)。
桜井:そうだろ〜! (会場から拍手)自分で見ててもそう思った。やる時はやるな〜って。
高見沢:ここでですね、おふたりに聞いてみたいんですけど。この映画の見どころはなんですか?
坂崎:やっぱり、その〜舞台ウラ! 華やかなキラキラしたステージと衣装につつまれた……作られた三人(笑)。どうやって、あそこまでに……。
高見沢:ビフォー&アフターな感じ?
坂崎:ジャージからメンバーがどうやって美しくなっていくか……。
高見沢:ギャップがイイよね。いちばん気になったのは、桜井のインタビューシーン。なんか綺麗な肌してるなって(会場から拍手)。
坂崎:それ、俺も思った! 直した?
桜井:直してない直してない。
坂崎:照明の具合で綺麗になっているのかな? 女優さんに当てるライト?
高見沢:桜井ライトってのがあるんですよ。エラのところを中心に……(会場笑)。
坂崎:なんですか? 見どころは?
桜井:ふだん見られないところ……。
高見沢:それ、さっき坂崎が言ったよ。
桜井:そうなんだけれども……一日を通して見るとウラもオモテもない人たちなんだって。
高見沢:え? ウラがいっぱいあるじゃん(会場笑)。
桜井:いちおうあるよ!
坂崎:それは! ウラ?? 見せないでっ!!
高見沢:あんたも還暦になったんだから! 少しは考えた方がイイよ。
桜井:ふたりが還暦になったのを見てきたから、あんまり感激しなかったんだけど……。
坂崎:ちょっと緊張してたよね。あの時はね。
桜井:ちょっとじゃないですよ〜。もう、二度とヤダッ!!(会場笑)
坂崎:二度とないよ。
高見沢:ふだん見慣れてはいるけど不思議な感じだったよね。
坂崎:小指立ってないよね!
桜井:慣れてないから、手持ち無沙汰じゃない?
高見沢:40年前の、俺の気持ちわかった? ハンドマイクはけっこう不思議だなって。
坂崎:桜井が60歳になったってことは、ふたりはあっという間に……。
桜井:ツアーが始まったら61歳じゃん。
高見沢:知ってた? 絶叫マシーンってさ……(会場から拍手)、60歳までしか乗れないんだよ。あと数カ月で乗れなくなる。桜井はまだ1年あるけど。
桜井:俺は乗らないもん。
坂崎:でも、まだ1年あるから乗せられる可能性はある。
桜井:なんで?
高見沢:すごい年齢になってきましたね。
坂崎:高見沢さん、見どころは?
高見沢:すべてですよ! だから、さっきも言ったように1回観ただけではわからない……。4回観ないとわからない。
坂崎:あれ? さっき3回って。
高見沢:もう1回観ていただくと、インタビューのウラ側がよくわかる……かな?
坂崎:昔、ビートルズの『レット・イット・ビー』という映画があって……。
高見沢:その前のふたつのアイドル映画と違って、ドキュメンタリーでね。けっこうドキドキしたよね。
坂崎:すごかったね〜、だって喧嘩してるんだもん!
高見沢:そう!
坂崎:アルフィーとは、大違い! 世界的なグループはね〜。
高見沢:そこそこのグループとは違うんだよ!(会場笑)長く続く秘訣はそこそこであるってことだよ。これからブレイクすればイイんだよ。この映画を機にね(会場から拍手)。
桜井:そこよ〜そこそこ。
坂崎:ダメよ〜ダメダメでしょ、それ!
高見沢:今年でデビュー41年目ということでね、中途半端な年に突入するわけですけど……。40年はみんな注目してくれてね。テレビや新聞やみなさんも……。
坂崎:いっぱい出たよね。
高見沢:今年はさっぱりダヨ(会場笑)。こういうことがあると……。
坂崎:みなさん来てくれる。
高見沢:だから、みんなの使命はこの映画を3回観るのは当たり前ですけど、観ていない人を知らないうちに引っ張り込んで……。とにかく、アルフィーがなぜこんなに長くやっているのかを見せてほしい。
桜井:俺も3回観ました。
高見沢:早いね。もらったの最近だったよね。
桜井:やっぱり、画面の中心を観ますよね。でもね、端とかいろいろなところに面白いものがありますから、注意して3〜4回ほど観ていただいて……。
高見沢:それ、大事です。そういえば、坂崎! 本当に観たんだろうな?
坂崎:え〜? 観たよ〜。
桜井:早回しだろ!
坂崎:本当に観たよ〜。
高見沢:どこが良かった?
坂崎:ライブシーンで、最初の方では、ワンコーラスもいかないところが、去年のツアーの「シュプレヒコールに耳を塞いで」ではフルコーラス。どこで切れるのかなって思ってたけどね(会場笑)。
桜井:贅沢だよね。
高見沢:初めて演奏している姿をフルで観たよ。けっこう、俺って自分勝手に弾いてるんだなって(会場から拍手)。
坂崎:今ごろ気がついた?
高見沢:ほんと、すまんなぁ〜(会場から拍手)。
坂崎:遅いっ!
高見沢:あんたが付いてきてくれていることが良くわかったよ。
桜井:ひとりで演ってる感じで弾いてるよね。それを一生懸命に合わせてる。ふたりの演奏が終わるまで、俺はなにもしてない(会場笑)。
高見沢:あれ、見どころですね。初めて気がついた。
桜井:初めて?
高見沢:いつも音だけ聴いているから、俺は坂崎の音に合わせて弾いているんだぞと……。(会場から「え〜〜」という声が)
坂崎:あはは。
高見沢:えっ? 知ってた〜?
桜井:みんな知ってるよね〜。
坂崎:あんまり観たことのない昔の映像もあったよね。あと、いろんな方々のインタビューが面白かったよね。
高見沢:みなさんには良いコメントをいただきまして。
坂崎:こんなところでよろしいしょうか? 第2弾はどうなんでしょうか?(会場から拍手)
高見沢:観たい? まだ?(会場から「見たいー!!」の声が)
桜井:膨大な量がありますよね。パターンを変えて、もうひとつ作れるんじゃない?(会場から拍手)
高見沢:でも、まずこれを4回以上観ないと……、次はないから(笑)。みんなが、ずっと好きでいてくれるアルフィーが初めて映画になったわけですから、ここは覚悟を決めて宣伝活動に明日から勤しんでください(笑)。
3人:よろしくお願いします!
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THE ALFEE 40年の軌跡を秘蔵映像でつづる!
2014年、デビュー40周年を迎えた THE ALFEE。
多くの人の愛に支えられて歩んできた THE ALFEEの歴史を、本人たちはもちろん、さまざまな芸能人、有名人、業界関係者などへのインタビューを交えて振り返ります。
もちろんデビューから現在に至るまでの40年間に行った数多くのライブ映像もふんだんに盛り込まれたスペシャルシネマライブ。未発表の貴重な映像や、アニバーサリーイヤーとなった昨年の彼らの活動に密着したファン必見の映像も収録されています。
音楽シーンに伝説を築き、多大な影響を与え続ける THE ALFEEならではの、唯一無二の音楽ドキュメンタリー映画。
2月21日(土)より、全国 40ヵ所の映画館にて限定公開!
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配給:ソニーPCL株式会社/ぴあ株式会社
©2015 Project III