『ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨』アフレコ取材!主要キャラクターの岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ登場!宣伝隊長の2700(八十島、ツネ)とオーディション勝者が……

BERSERK001.jpg映画『ベルセルク』黄金時代篇の最終章『降臨』の公開を控え、主要キャラクターの声を演じた岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあによるアフレコ現場取材が9月7日(金)に都内新宿区にあるスタジオ2010にて行われた。メインキャスト3人と窪岡俊之監督に加え、宣伝隊長として声優に挑戦する2700(八十島、ツネ)も登場。さらに、深夜のコント番組として人気のTBS「パワープリン」による企画"声優争奪オーディション"の勝者、チョコレートプラネット長田も登場した。

(最初に岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、窪岡俊之監督登場)

MC:三部作の第一部から今に至るまでの心境の変化をひとことずつお願いします。
岩永:最初は、声優の仕事が初めてだったので緊張しました。声を入れることに、どんどんと責任を感じるようになり、自分のできる限りの力を発揮して良い作品にしたいと思っています。
櫻井:『黄金時代篇』という、彼らにとって良い時代が終わりを告げる、そんな第三部は苦しいですね。グリフィスの気持ちに寄り添うと自分も落ちていってしまいそうです。
行成:あの第一部からは想像もつかない展開を迎え、自分の心もキャスカと一緒になってきているので、苦しくなってきちゃって……。凄くグラグラしてます。辛いと楽しいとやりがいがゴチャゴチャです。
窪岡監督:第三部の収録をしていて慣れ親しんだキャラとお別れしていくことが、終わった人から現場を離れていく状況が寂しくもあり、また新たな第一歩になればという思いもあります。

BERSERK002.jpgMC:第三部『降臨』の台本を読んだ感想は?
岩永:映像を観ながら、声を入れていない状態でも力が入ってしまって疲れましたね。それだけ、パワーを持った作品。これに声を入れたら、大丈夫かな〜、立ってられるかなって。ガッツは力強さだけではなく、悲しみとかいろんな感情が入り混じった、剣ひとつ振るにしても、死ぬ気でいかなくてはいけないなって。
櫻井:ただただ、しんどかったです。映像が想像以上でボーッと観ちゃいました(笑)。キャラクターの表情や動きを見ていると、音が聞こえてきちゃう、凄い迫力でしたね。キャラクターの気持ちもあるので、複雑な心境で、苦しかったです。
行成:台本を開くまでに時間がかかりました。相当な覚悟がないと開けちゃいけないような、その絵に命を吹き込むことに、私自身みんなに恥じるようなことはできないって気持ちが大きくて……。この作品が完成して映画館で観たら死んじゃうんじゃないかなって思うくらいです。今からハラハラしています。

MC:ここを聞いてほしいというセリフは?
岩永:セリフというより、力強さの裏にある悲しみだったり、いろいろな思いが剣に乗り移っているので、そこで何かを感じ取ってもらえれば……。
櫻井:やっぱりあのセリフかな……。『捧げる』っていう、僕の中でも大きい意味を持っているし、拒絶したくなるかもしれないけど……。
行成:今までになかったくらい、キャスカは弱い女の子になっていく。女性の部分があり、でも、強い部分もあって、その差が第二部よりも広くなっています。その中で印象に残っているセリフは『疲れちゃった』なんですけど……、う〜ん、ひとつは選べません。

BERSERK003.jpgMC:それでは、今回三人の方をゲストでお呼びしています。
2700(八十島、ツネ):すみませ〜ん拍手お願いしま〜す。
長田:ふぁふぁふぁふぁ〜。
行成:(長田も見て)おじいちゃんがいる〜!
2700:そうなんですよー。はい!
MC:2700のお二人と…。
八十島:今回オーデションで合格した一般の方です(笑)。
長田:ふぁふぁふぁふぁ〜。
八十島:チョコレートプラネット長田ってものなんですけど、コント番組とコラボしてコントキャラでしか出れないというしばりがあってしゃべれないんですけどーー。
長田:ほんとは、めちゃめちゃしゃ……□△○×□△○×…………。
八十島:ほんとは、めちゃめちゃしゃべりたいと言っています。

BERSERK004.jpgMC:彼らの声優としての演技はいかがでしたか?
櫻井:ほんとうに素敵でしたよ。
2700:ほんとうですかーー。
櫻井:切り込み隊って、ほがらかな人が多いのかなって……。味がある人。テイクを重ねると、どんどん素晴らしくなっていってましたよ。
ツネ:ほんとうですかーー。
MC:切り込み隊長としては、三人の演技は、いかがでしたか?
岩永:まあ、良かったんじゃないですか。
ツネ:ちょっと、お願いしますよーー。(岩永にツッコミを入れるツネ)

BERSERK005.jpg岩永:僕もこれが初めての声優だったので……。
ツネ:そうなんですねーー。
岩永:人に言えるほどではないです。
八十島:でも、めちゃめちゃ上手かったですけどねーー。フォルムから似ている人ってなかなかいないですよ〜。
櫻井:イワナガッツって言われてます。
行成:後ろで収録を見てても自然と体が動いていたのが、一所懸命やってるなって。
八十島:体で表現しないと……。
行成:私たちも動きます。
八十島:そうなんですか〜。
行成:一緒だなって……。
2700:うれしいうれしい!

BERSERK006.jpgMC:長田さんがオーデションで選ばれた理由は?
長田:ふぁふぁふぁふぁ〜。
窪岡監督:熱意がいちばんあったかな。
八十島:長田は、凄く『ベルセルク』が好きなんです!
長田:(すくっと背を伸ばして)いいですかちょっと……、すみません、こんなキャラは……。
行成:おじいちゃんじゃなくなっちゃったぁ〜。
長田:『ベルセルク』は、原作も大ファンで全巻持ってます。なにが凄いかというと、この壮大な世界観ですね。この世界観は映像では絶対に表現できないって思っていました。でも、できちゃったんです! 原作を読んでいて新しいものが出てくるとイメージが違うじゃないですか? でも、今回はバッチリなんです。キャスティングがすごーーい!! まったく裏切ってないんです。映像美と声と音楽がすべてマッチした素晴らしい作品です。みなさん、ぜひ、観てください!
八十島:はい! 戻ってください。
長田:(おじいちゃんに戻り)ふぁふぁふぁふぁ〜。
行成:すごーーい。

最後は長田のメッセージで締めくくられ、その後、フォトセッションへと移った。

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『ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨』
原作:三浦建太郎
脚本:大河内一楼
監督:窪岡俊之
出演:岩永洋昭/櫻井孝宏/行成とあ
梶 裕貴/寿美菜子/矢尾一樹/豊崎愛生/小山力也/三宅健太
キャラクターデザイン・総作画監督:恩田尚之
アニメーションディレクター:岩瀧智
美術監督:竹田悠介/中村豪希/新林希文
主題曲:平沢進
音楽:鷺巣詩郎
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2013年正月第2弾 新宿バルト9他全国ロードショー
公式HP:www.berserkfilm.com
公式Twitter:https://twitter.com/Clara_de_Porras
Facebookページ:http://on.fb.me/ITEDFs
配給:ワーナー・ブラザース映画
 

©三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS