6月1日(金)より公開中の映画『ミッシングID』。本作は、そのワイルドな魅力で世界中の女性を虜にしているハリウッド若手きっての肉体派『トワイライト』のテイラー・ロートナー初主演作。行方不明者サイトで自分の13年前の写真を発見したことから始まる、<嘘>の追及と<真実>への闘いを描いたアクション・サスペンス映画。
本作の公開を記念し、ワイルドなロックンローラーでありながら、近年、バラエティ番組でも大活躍のダイアモンド☆ユカイと、清純派のイメージを打ち壊し、男性遍歴をざっくばらんに披露する、話題騒然の肉食系女優、遠野なぎこ(イベント初登場!)を迎えたイベントが、5月28日(月)都内、シネマート六本木にて開催された。偽りの自分の殻を破り、本当の自分にめざめた瞬間など、アクションよりも過激なトークをふたりが披露!!
――「偽りの自分」と書かれたボードを破り二人が登場!――
MC:まずは、ご挨拶をお願いします。
ユカイ:ハロー! サムシング!(笑) 今日は素敵な『ギラッチ』イベントに呼んでいただき、ありがとう!
遠野:今日は、ユカイさんに『ギラッチ』を教えていただこうと思っています。よろしく、お願いします!
MC:映画はいかがでしたか?
ユカイ:『ギラッチ』な内容でしょ! テイラー・ロートナーが肉体派でリリー・コリンズはかわいくてスタイルの良いみたいな……。それを楽しみに観たんだけど、ちゃんと映画としても楽しめましたね。ウン!50代の男性でも楽しめる内容だった! いろいろと推理しながらね、どうなるんだろうって……テイラーの肉体はマット・デイモンみたいだったね。顔はマット・デイモンを爬虫類系にしたような。やっぱり、でもリリーだね! これからバラの花になってくんだろうね。付き合いたいね!(会場笑) ヨロシク!
遠野:スピード感がすごくある映画だと思いました。次から次へと展開が広がっていって。あと、やっぱりテイラー! かっこいい!! ギャップがいいんですよ。顔は童顔系なのに体がムキムキですからね。その裸だけでも一見の価値ありですよ(笑)。目を奪われますね!
ユカイ:女性が楽しめると……。
遠野:楽しめる〜! ラブシーンもちょっとあってドキドキしました。
MC:先ほどから『ギラッチ』という言葉が出てきていますが、これはダイアモンド☆ユカイさんが考えだしたんですよね?
ユカイ:多分ね!(会場笑) でも、『ギラッチ』も時代とともに変わってきたね。元々は男の中の燃えたぎる欲望の炎だったけど、今はだんだん挨拶になっちゃったね。基本はホルモンだね!
遠野:ホルモン?
ユカイ:ホルモンの爆発だね!
MC:フェロモンじゃなくてですか?
ユカイ:あ〜フェロモン!(会場笑) OK!! そう、女性にもきっとあると思うよ。
MC:女性にも『ギラッチ』の部分があると……。
遠野:あります! 肉食系として本能のままに生きてますね。
MC:遠野さんのような女性版『ギラッチ』はいかがですか?
ユカイ:イイネ! 話は色々聞いているけど(笑)、俺も昔『Eight Days A Week』というのを……。
遠野:なんですか?
ユカイ:一週間は7日しかないけど8人とね……。だから、なんか親しみを感じるね。
MC:ワイルドな男性の魅力とは?
遠野:ギャップですよ!女性はギャップに弱いんですよ。顔は童顔だけど、体はムキムキの男って感じのギャップ。
ユカイ:その逆はどうなの?
遠野:え?……(しばし沈黙)それ最悪でしょ! 駄目なパターンですよ(笑)。
ユカイ:ワリイ、ワリイ(笑)。
MC:もし今までの人生が偽りの人生だと知ってしまって、新しい人生は、どんなことをやってみたいですか?
ユカイ:二度目の結婚をして、バラの女性を求めていつもさまよっていたんだけど、やっぱりたんぽぽのほうがいいかなと思って結婚して、だけどたんぽぽも時間が経つと刺が生えるってことがわかった。だから新しい自分を作るために、もう一度バラのような女性と再婚しようかな!って、いう感じ……(場内沈黙)。
MC:女性のお客さんたちが「え〜」って顔をしていますが……。
ユカイ:ダメ? 旅立ちたいなぁ。ウ〜ン。
遠野:最近になって何股かけてたとか、男の人が大好きとか言うようになって、すごく解放されて楽になったので、もう一回やり直すとしたら、もっと早い時期にカミングアウトしますね(笑)。もっと早い時期に楽になっていればもっと楽しかったかなって。まぁここから楽しみますけどね(笑)。
MC:真実の自分をさらけ出すきっけかは何かあったんですか?
遠野:10代のころからおかしいことだと思っていなかったんですけど、それをテレビで聞かれるがままにポロッポロッと言ったら、次から次へと事態が大きくなっていきまして……。一応女優なのでみんなから「大丈夫か?」って心配されますけど、もう後戻りはできないのでこのまま楽しく生きていきます(笑)。
MC:ユカイさんがワイルド系になられたきっかけは?
ユカイ:偽りじゃないから。騙されたんだよ、前の事務所に……。「ユカイさん、映画やりませんか」って言われたんだよ。確かにむかし映画をちょっと1、2本やったことあるからさ。「役者っていうのは待つのが仕事だ」と言われたことがあって、ずっと待ってたんだけど、来ないんだよ。それでやっと映画の依頼が来て「OKベイビー」って思って、現場に行ったら、映画ではなく『さんま御殿』だったんだよ。「これ違うじゃねぇか」って言ったら、「ここから人生が始まりますから」とか言われて……なにが面白いかわからないんだけど、周りの人が笑ってくれて、仕事がいっぱい入って来た。バラエティに抵抗もあったけど、最近は逆に楽しくなっちゃって。内から“バーン”って爆発したんじゃないかなって。ヒールだった時代もあって、悪者の自分もどこかにいるんだよ。いいギラッチっていう善玉金と悪いギラッチの悪玉金がいるわけ!
MC:ばい菌の菌じゃないんですね……(笑)。
遠野:ちょっと理解できないです(笑)。でも本当の自分をさらけ出すことは楽しいですね。
ユカイ:おー! 楽しい楽しい! 開放感もあるし。良い感じだよ、今!
遠野:偽る必要ないですよ。周りの人に迷惑かけたり法にさえ触れなければ、私は何をやってもいいと思うんですよ。
MC:今日は、ダイアモンド☆ユカイさんから遠野なぎこさんへプレゼントがあるそうです。
――『偽りの自分』と書かれた金のくす玉が登場――
MC:ユカイさん、これはなんですか?
ユカイ:これは、なぎこのために俺が新しく『女性版ギラッチ』という言葉を作ったんだ。命名式だね!
――遠野なぎこが手にグローブをはめてパンチ。くす玉が割れて、『なぎっちょ』という言葉が!――
ユカイ:『なぎっちょ』
MC:これはどういう意味なんですか?
ユカイ:要するに男をボロ雑巾のように投げては捨て、投げては捨て、そういう肉食系女子。それを『なぎっちょ』。
遠野:どういうときに使うんですか?
ユカイ:どこでもいいんだよ。たとえば私、最近『なぎっちょ』とか、気分は『なぎっちょ』。例えばカウンターバーとかで自分の好みの男の近くに座って、ドライ・マティーニを飲み干して、気分がマティーニだわって思った時に、私、今日『なぎっちょ……』。こう言うといけるかもしれない。
遠野:本当ですか〜? 今度、使ってみます。合言葉みたい(笑)。なんか嬉しい! あがってきた(笑)。
その後、『ギラッチ』と『なぎっちょ』のポーズでフォトセッションが行なわれた。
【囲み取材】
●イベント初登場ということでしたがいかがでしたか?
遠野:楽しかったです!
ユカイ:食われるんじゃないかと心配になったよ。バリバリ肉食だからね。
●ユカイさんみたいな男性はどうですか?
遠野:素敵ですよ。でも肉食と肉食ってぶつかりません?
ユカイ:最近ね〜、草食でもあるよ。うなぎも食ってるし(笑)。
●真実の自分をだすと楽ちんですか?
遠野:心が軽くなりましたね。去年くらいですね。私も『さんま御殿』がきっかけでお話するようになりました。
ユカイ:さんまさんはいろんな人カミングアウトさせる張本人だね(笑)。
遠野:でも楽にさせてくれた方ですね。
ユカイ:OK! ベイビー!
●今までは違う自分でしたか?
ユカイ:いろんな自分があったからね。基本的にヒールだったからね。悪態ついていたから、それが俺の仕事だと思ってやってた。そしたら人が周りにいなくなっちゃった。それでカミングアウト……。本当は素直ないい子なのに……(笑)。
●ちなみに彼氏は今いるんですか?
遠野:彼氏はいないです。ボーイフレンドはいますけど。股掛けをはっきりしないようにしたんです。そればかり言われるから(笑)。不特定多数を置いて、チョイスですよ。デートしようと思えばできる男性は8人以上、二桁はいますね。常にアンテナ張ってますから(笑)。ちょっと最近は警戒されがちですね、だから下心をいかに隠して近づくかが今のテーマ。油断させて近づいてぱくっと(笑)余裕ですね。
ユカイ:最近女性はみんな強いからね?。男はどんどん弱くなってくね。昔はさあ、ロックンローラーとして女は食うもんだったんだ、最近は食われるものになってるからね(笑)。ナンパしに行こうじゃなくて、ナンパされにいこうって感じだよね。
●最近二股でもめちゃった俳優さんとかいましたけど、うまくやっていけるコツとかあるんですか?
遠野:あの感じと私の股掛けは違いますからね。だってあの方は騙しちゃったわけでしょ。事実は知りませんけど。私は騙さないで、聞かれたらちゃんと答える。付き合ってるわけじゃないから。数多くいる中の一人だよって相手に伝えます。
ユカイ:だから技なんだよね。股掛けっていう技。なぎっちょしか持てない必殺技なんだよね。
監督:ジョン・シングルトン
脚本:ショーン・クリステンセン
出演:テイラー・ロートナー/リリー・コリンズ/アルフレッド・モリナ/ミカエル・ニクヴィスト/シガーニー・ウィーヴァー
配給:ギャガ
公開:6月1日(金) 丸の内ピカデリー他全国ロードショー
公式HP:http://missing-id.gaga.ne.jp
シネマピア映画レビュー:『ミッシングID』
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