映画『レイン・オブ・アサシン』ジョン・ウー監督&スー・チャオピン監督登場!「もっと早くお会いしたかった……」大地真央が次回作に!?


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去る7月27日(水)、映画『レイン・オブ・アサシン』の記者会見がパークハイアット東京で行なわれ、ジョン・ウー監督とスー・チャオピン監督が登場。女優の大地真央が花束を贈呈した。


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まずはご挨拶からどうぞ。
ウー監督:
日本の皆さんが大変な災害にあわれたことに心から哀悼の意を表するとともに、その時、勇気をもって災害と向きあい新しくやり直そうとしている姿に感動いたしました。日本の皆さんが立ち直れることを心より祈っております。
チャオピン監督:日本に来ることが出来て非常にうれしく思っています。私たちのこの作品を日本の方々に気に入っていただければ、とてもうれしいです。

ジョン・ウー監督はプロデューサーをつとめ、さらに二人で協同監督という通常と違ったスタイルですが、その理由について聞かせてください。
ウー監督:
これは、スー・チャオピンが監督した映画です。私はチャオピン監督の『シルク』という映画を観まして、とても才能のある監督だと思いました。彼の今回の脚本に感銘を受けました。女性の剣客を主人公にするという新しいスタイルの作品です。私は男性の映画ばかり撮ってきたので、チャオピン監督の見事な女優の演出や、男優にロマンチックな愛を演じさせたりという手腕に嫉妬をおぼえるくらいでした(笑)。
チャオピン監督:ジョン・ウー監督は映画界の歩くウィキペディア(笑)。今回一緒に仕事をして、たくさんのことを学ぶことが出来ました。映画のテクニックだけではなく『男たちの挽歌』のように“血”と“愛”がある男たちを描かれていますけど、監督自身がまさにそのような人。


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キャスティングについてお二人で意見交換などはされましたか?
チャオピン監督:
ミシェル・ヨーですが、ずっと前から私とウー監督で考えていました。芝居も出来てアクションも出来る女優の中でおそらくベスト3に入るでしょう。
ウー監督:彼女はとても愛情に満ちあふれていて、そして力強い。このヒロインに必要なものをもった女優。おそらく『グリーン・デスティニー』に次ぐ作品になったんじゃないかと思っています。次にチョン・ウソンですが、私がとても好きな俳優である高倉健のような俳優だと思っています。日本でもヒットした彼の『私の頭の中の消しゴム』なども観て、素晴らしい俳優であれば、国や文化が違っても自分たちの役にふさわしい作品が作れると思い起用しました。

本作はウー監督の愛娘でもあるアンジェルス・ウーさんが出演されているということですが、お父さんとして娘さんの演技はいかがでしたか?
ウー監督:
私は娘がやりたいといえば、なんでも尊重する父親です(笑)。とにかく娘が怖いんです(笑)。娘は監督志望なので、役者の経験が将来に役立つと思いチャオピン監督に頼み、脇役ですけれど役をもらいました。でも、非常に心配で、そのせいか娘への演出がなかなかうまく説明できなくて、チャオピン監督に手伝ってもらいました(笑)。また、ワイヤーアクションのシーンでは非常に高くつり上げられ、心配で心配でたまらなくて、アクション監督とスタントマン達に「大丈夫なのか? 安全面は保証できるのか?ワイヤーが切れたら責任持つんだろうな!!」って聞くと「大丈夫、安心してください」と念を押されたのですが、娘には「お父さん、現場にいないで」と言われました(笑)

また、その後の記者からの質問にウー監督は「人間はどんな苦境に遭っても必ずそこを越えて新しい人生を生きられるということ。そうした強さをこの作品は描いている。日本人のみなさんにも訴えるものがあるのではないかと思っています」と語り、チャオピン監督は「撮影にあたっては、ウー監督がプロデュースした作品でヒドいものは作れないという、想像を超えるプレッシャーがありました。ただ、ウー監督がお金のことやその他の様々なことをすべて担当してくれたので、私は撮影に専念出来ました」と語った。

その後のフォトセッションでは、女優の大地真央が両監督に花束を贈呈。


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大地さん、映画『レイン・オブ・アサシン』をご覧になられた感想と両監督に会われた今のお気持ちを教えてください。
大地:
剣術シーンの素晴らしさ、品格のある作品に思わず見入ってしまいました。あんな激しい映画を創られた方とは思えない凄く優しい雰囲気でビックリしました。

両監督にうかがいます。元宝塚男役のトップスターであり凛々しさと美貌を兼ね揃えた大地真央さんの印象はいかがですか?
ウー監督:
もっと早くお会いしたかった。いつも日本の素晴らしい俳優の方と仕事をしたいと思っておりますので、もしこの映画の続編をつくる時にはぜひ一緒にお仕事したいですね。
大地:光栄です。夢のような……。今日から中国を勉強します。
チャオピン監督:アクション映画は観ていると美しいですけど、ミシェル・ヨーは一晩中ワイヤーでつられていたこともありました、でも大地さんなら出来るんじゃないかと思います。
大地:がんばります! ワイヤーにつられてみたいです(場内笑)。

続編ではいよいよ、日本から刺客が向かうことになりそうですね。


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共同監督:スー・チャオピン/ジョン・ウー
製作:ジョン・ウー/テレンス・チャン
出演:
ミシェル・ヨー (『SAYURI』『グリーン・デスティニー』)
チョン・ウソン (『グッド・バッド・ウィアード』『私の頭の中の消しゴム』)
ワン・シュエチー (『孫文の義士団』『花の生涯〜梅蘭芳〜』)
バービー・スー (『コネクテッド』「流星花園〜花より男子〜」)
ショーン・ユー (『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』『インファナル・アフェア』)
ケリー・リン (『MAD探偵 7人の容疑者』『フルタイム・キラー』)
レオン・ダイ (『ダブル・ビジョン』『シーディンの夏』)
グオ・シャオドン (『ウォーロード 〜男たちの誓い〜』『天安門、恋人たち』)

提供:カルチュア・パブリッシャーズ
配給:ブロードメディア・スタジオ/カルチュア・パブリッシャーズ
公開:8月27日(土)より 新宿武蔵野館ほか全国公開!
公式HP:http://www.reignassassins.com/ 
 

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