今回紹介するアーティストは、俺が最近いちばん気になっている女性アーティスト「Superfly」です！
この人ももう説明不要なほど売れっ子になっちゃった人だけども、実は、俺はここ1〜2年ぐらいまで、まったく知らずにいました。まあ、思い返してみると、デビュー当時に耳の早い友達なんかに「凄く歌がうまくてかわいい子がいるんだよ！」なんて話しを聞かされてたんだけど、曲を聴かされたわけじゃなかったし、写真を見てもさほど好みじゃなかったので（苦笑）、「へー、そう」って感じで、べつに自分から聴こうとはしませんでした。
で、しばらくその名前も忘れてたんだけど、ちょうどそのころ、気になる歌声の持ち主が現れてね。CMやドラマ主題歌でたまに聴く、迫力ある女性シンガーの歌声に、「これ誰だろう？」と思っていたんです。で、去年だったかな？ ようやくCMのクレジットかなんかで、その気になる歌声の持ち主がSuperflyその人だ、ということに気付き、ああ、前に聞いたあの人！ と、俄然興味がわいてきちゃったんですよ！
最新アルバム『Mind Travel
これは単にジャニスが好きだとか、呼ばれたから練習しました、って人の歌じゃない。ジャニスを聴きまくって、歌いまくってきた人の歌だ。ジャニスに似てるとかそういう意味じゃないよ。声質も違うし、ジャニスのような哀しみや痛みを感じる歌声ではないけど、この圧倒的な歌声はもう……日本人離れしてるとか、そういうレベルじゃない。いや、びっくりした。それとね、歌声はもちろん、よく見るとルックスも俺の好みだったのよ（笑）。
俺、最近の女性シンガーブームとでもいうものに辟易していて、正直なところ、食傷気味だったんだよね。皆さん上手かったり、かわいかったりで、それぞれ魅力があるのは分かるけど、俺にはちっともグッと来なかった。好みの問題もあるだろうけど、作られ過ぎな感じの人が多いし、まあJ-POPだなあ、と。J-POP自体が悪いわけじゃない。音楽に貴賎は無し。でも、深みが無いんだよなあ。昔の歌謡曲のほうが良かった……というと、オヤジだって言われるかな（苦笑）。
だけど、Superflyは違う。他の人たちには感じないフィーリングがある……。彼女には最近の女性シンガーにはない、R&Bとも違う、ブルーズとロックのフィーリングがある。そう、まさにジャニス・ジョプリンみたいだったんですよ。で、どんどん興味が出てきて、彼女のオリジナルをいろいろ聴いてみたんだけど、正直、オリジナルはあまり好みじゃなかった。悪くはないんだけど、どうも普通のJ-POPな感じがしちゃって、彼女の魅力がいまひとついかされてない気がしてねえ。
でも、『マニフェスト
で、Superflyの動画を探すと、やたらとカバーが多いんだよね。これ、彼女の趣味でやってるのか、プロデューサーがやらせてるのか……俺は、本人ももちろん好きなんだろうけど、どっちかというと後者じゃないか、と睨んでます。だって、プロデューサーなんてきっとオッサンでしょ（ごめんなさい）？ あの歌をオッサンが聴いたら洋楽歌わせたくなるって、絶対。カバーを集めたアルバムが発売されてるんだけど、ストーンズはまだしも、「HUMBLE PIE」までやってるんだよ！ こんなのオッサンしか知らないよ。俺と同世代でもそういないっつーの。もし、本人が選曲したんだったら、ぜひ一緒に飲みに行きたい（笑）！ そして、ロック談義（失笑）をしたい。
いや、ほんと冗談抜きで彼女の後ろでギター弾きたい！ ってぐらい、最近のお気に入りです。
今回は二曲紹介！ 残念ながら俺が衝撃を受けた動画は削除されてたんだけど、そのジャニスのカバー『PIECE OF MY HEART』と、『マニフェスト