ムコ殿が選ぶ、東京最強の外飲みスポットとは?

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趣ある外観。東京のど真ん中とは思えません
「東京で、しかも屋外で一番美味しくビールが飲める場所は?」と聞かれたら、ムコ殿は間違いなくこの場所を答えるはず。
かの「東京ドーム」のほかに、東京にあるもうひとつ野球場、ヤクルトスワローズの本拠地「明治神宮野球場」こそ、東京最強の外飲みスポットなのです!

神宮球場のいいところ。まず、東京のど真ん中とは思えない趣ある外観。1926年(大正15年)の10月に完成したというだけに、90年近い歴史がかもし出す圧倒的な存在感です。ところが、歴史があるとはいえ建物もトイレも結構キレイ。これポイント高いです。
銀座線の外苑前駅を3番出口から出るとすぐに球場の巨大な照明が見えてくるので、誰もが自然と早足になってしまいます。

球場に入ったら、まずは照明に輝く美しいグランドを目で味わいます。フェンスが低く選手までの距離も近いので、「あ、(高速スライダーの)伊藤(智)コーチだ!」とか、「やっぱりデカいなあ、ジョー(この日は阪神戦でした)」とか、野球好きにはもうたまりませんね。12m×27mという巨大なスコアボードの美しさも必見です。

ムコ殿はいつもの1塁側の外野自由席、ヤクルトのホーム側に陣取ります。チケットの値段は1500円と、安い! 運良くチケットショップやネットオークションで手に入れることができると、もっと安くなるかもしれません。

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照明の下で輝くブルーのスタンドと
グリーンのグランドのため息
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球場の全員でカウントダウンをして花火がスタート!
間近なので音もビリビリきます
席は埋まっても7〜8割くらい。カップルや家族連れから、ただただ飲みに来ている会社帰りのビジネスマンまで、みんな思い思いにくつろいでボールを追っています。なにより球場を吹き抜ける夜風が心地よいのです。
しかも、毎年8月の間は5回の攻撃が終わると、ライトスタンド後方から花火が打ち上がるというおまけつき。この日も大迫力の花火が300発!

ビールは、生よりもちょっとお得な瓶ビールを売り子さんにオーダー。目の前で紙コップに注いでくれるのですが、もう待ちきれません。

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噂の「ソーセージ盛り」。
おやじさんが手際よく盛ってくれます。
さすがに行列あり!
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メガ盛りソーセージとポテトフライで、
最強つまみタッグの結成!
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ヤクルトが得点するたびに、
おなじみの傘&東京音頭でヨイヨ〜イ♪
さあ、最後に最強のつまみの登場です。神宮名物の「ソーセージ盛り」! ボイルされたいろんな種類のソーセージを鉄板で軽くいためてざっくりと盛ったもので、とくに人気なのが「メガ盛り」。ソーセージだけでお腹いっぱい、炭水化物は必要なし!

そういえば、村上春樹がデビュー作を書こうと思いたったのは、今から30年近く前のある日、神宮球場の外野席でヤクルトの試合を見ていたときだったというのは有名な話。目も耳も、舌も刺激してくれる神宮球場で、ムコ殿も少しだけ風の歌が聴こえた気がしました。